阪神・木浪“最強の8番”復活 今季7度目猛打賞&3打点 岡田監督も開口一番で働き絶賛
「阪神11-3中日」(27日、甲子園球場)
中堅から左方向にかけて、阪神・木浪聖也内野手(29)が安打を量産した。DeNA・宮崎と並んでリーグ4位となる今季7度目の猛打賞。「一日、自分の仕事を全うするだけだと思っていますので」。そう話す表情からは頼もしさがあふれていた。
2点リードの四回先頭では、藤嶋から投手強襲の内野安打。3点リードの五回1死満塁では右腕から中堅方向へ2点適時打、さらに七回先頭では松山から左中間方向へ二塁打をマークするなど、打ちに打ちまくった。
岡田監督も試合後インタビューで開口一番に名前を挙げたのが木浪だった。「木浪がね、ずっと機能していた。7、8番で出て、1、2番で点を取る。いい時はそういう流れだったので」と絶賛。木浪自身は好調時の打撃フォームなど見つめ直し、好結果につなげることができたという。
「自分の役割はつなぐとか、チャンスメークや時には今日みたいにチャンスで打つとか。(つなぐ役割として)陰で多分、動いていると思うんですけど、自分の役割なので」
そんな陰のヒーローの存在が、岡田阪神のVロードには不可欠。「この勝ちでチームも乗っていけると思います」と確信を抱く背番号0。虎には最強の8番打者がいる。まだまだ勢いが止まりそうな気配はない。