阪神快勝 大山が決勝の10号ソロ 伊藤将が7回無失点で巨人に完封勝ち 九回にはノイジーが適時打
「巨人0-3阪神」(1日、東京ドーム)
阪神は四回2死から大山が先制の10号ソロを放った。菅野の初球、甘く入った145キロ直球を強振。左中間スタンドに放り込み、チーム初安打で均衡を破った。「(伊藤)将司が頑張ってくれていましたし、なんとか先に点を取ってあげたいと思っていました。甘い球をしっかり一発で仕留めることができて良かったです」とコメントした。
大山は2018年から6年連続2桁本塁打を達成。生え抜きでは1980~91年まで12年連続で記録した岡田彰布以来となった。
七回、1死から大山が四球を選ぶと、ノイジーが中前打で続いた。この日、チーム2本目の安打で好機を広げたが、期待の前川は三飛、梅野は空振り三振に倒れ、追加点を奪うことはできなかった。それでも九回2死三塁から、ノイジーの左中間を破る適時二塁打で貴重な1点を奪うと、岡本和の失策も絡んで3点目を挙げた。
先発の伊藤将は三回2死まで完全投球の立ち上がりを見せた。1-0の四回に2死一、三塁のピンチを迎えたが、ウォーカーを右飛に仕留めた。六回には1死からブリンソンに中越え二塁打を浴びたが、続く秋広、岡本和を打ち取り、粘り強く投げ抜いた。
巨人戦は昨年5月から4連勝中と好相性だった。7回で99球を投じ、4安打無失点で3勝目。八回は岩貞、九回は岩崎が締めて11セーブ目。