阪神 両リーグ最多617三振「数は問題でない」阪神OBが指摘「気になったのは中野の見逃し三振」

 7回、空振り三振に倒れるノイジー(撮影・金田祐二)
 5回、見逃し三振となり球審をにらむノイジー(撮影・吉澤敬太)
 12回、中野が見逃し三振に倒れ勝利がなくなる(撮影・金田祐二)
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 「巨人2-2阪神」(2日、東京ドーム)

 両チームともリリーフ陣が踏ん張りドロー。今カードは1勝1敗1分けとなった。巨人打線は2本のソロ本塁打。阪神打線は木浪のタイムリーなどで、それぞれ2得点。一方で阪神打線はこの日14三振を記録して今季617三振は両リーグ最多。デイリースポーツ評論家・藤田平氏は「数は問題ではなく、どのような三振だったかが大事」と指摘した。

  ◇  ◇

 阪神、巨人ともにリリーフ陣が踏ん張った。巨人は、リリーフ転向のビーディやトレードで加入した鈴木康、支配下復帰した中川らが無失点。阪神リリーフ陣も安定した投球を見せてくれた。

 その中、阪神打線はこの日の14三振で今季617三振。『数』は問題でない。三振も凡打も同じ1アウトだ。それより大事なのは、どのような三振だったか、だろう。

 例えば際どいボールに対して何とかカットしよう、食らいつこうとした結果で空振り三振に終わるのと、手を出せないまま終わってしまう見逃し三振では意味合いが異なる。

 この日の試合を見れば、気になったのは延長十回と十二回の中野の見逃し三振。ともにストレートを見送ったものだった。狙っていた球種、コースが違ったのかもしれない。

 それでも、やはりカウントで追い込まれた時、打者の基本的な考え方としては『ストレート待ちでの変化球対応』ではないか。

 一方、五回はノイジーが見逃し三振。判定に対して、納得できていない様子だった。まだ日本のストライクゾーンに慣れていない面もあるのだろう。

 ただ、この日でタイガースは今季73試合を消化。既にシーズンは折り返しに入っている。判定が不服であっても引きずらない。気落ちの切り替えが大事だ。

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