阪神 雨天中止でローテ再編 青柳11日・DeNA戦へ ヤクルト2連戦は伊藤将&西純 首位固めへ総力戦

 「阪神(降雨中止)ヤクルト」(7日、甲子園球場)

 阪神は7日、ヤクルト戦(甲子園)が雨天中止となり、先発ローテーションを再編した。岡田彰布監督(65)はこの日から1軍に合流した青柳晃洋投手(29)を11日・DeNA戦(倉敷)に登板させると明言。球宴まで残り8試合での“首位固めローテ”の全容が判明した。

 今にも雨粒が落ちてきそうな曇り空を見上げながら、岡田監督は練習中も思案を巡らせていた。午後4時20分に中止が発表されてから約40分後、取材に応じ虎将はローテ再編について口を開いた。

 「明日は伊藤、そのままよ。西純を明後日に回すよ。青柳は次のカードでいく」

 8日は伊藤将が予定通り先発し、雨で登板が流れた西純はスライドせず9日の先発となる。9日に先発予定だった青柳は、11日から始まる2位・DeNA3連戦の初戦を託されることが決まった。

 青柳は開幕投手を務めながら、不振で5月下旬に登録抹消となり、2軍調整を続けてきた。この日から1軍に合流した右腕がブルペン入りすると、指揮官はすぐさま足を運んで投球を視察。「前よりだいぶ良かったよ、それは」と評価した。

 青柳の登板がずれ込み、11日に予定されていた富田の先発は白紙に。岡田監督は「富田はしゃあないわな。明日、明後日はな」と新人左腕を気遣った。

 12日は大竹、13日は村上が登板予定で、眼下の敵であるDeNAを突き放しにかかる。

 球宴前最後の3連戦となる中日戦(甲子園)の初戦(15日)には才木の先発が濃厚となった。2日の巨人戦では5回2失点で降板。中6日の登板間隔が続いており、リフレッシュのため3日に登録を抹消されていた。13日から登録可能となる右腕が中12日で満を持して復帰する見通しだ。

 16日は伊藤将が中7日で向かうとみられ、球宴前の最終戦となる17日は西純の9日の投球内容次第で、富田が回る可能性も残る。

 3位・広島に3カードぶりの負け越しを喫し、DeNAが背後に肉薄する。打線は活発さを欠くが、チーム防御率2・81の数字を支える投手陣は蒸し暑い季節を迎えても、懸命に質を維持している。球宴まで残り8試合。帰ってきたエースの力も借りながら、総力戦のローテで首位のままペナントを折り返す。

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