阪神・岡田監督「前の試合から走塁ミスばっかりやろ」「野球をもっと見て勉強せなアカン」【一問一答】

 7回、代打を告げにベンチを出る岡田監督(撮影・高部洋祐)
 6回、空振り三振に倒れベンチに引き揚げる佐藤輝(8)と表情を険しくする岡田監督(中央)=撮影・立川洋一郎
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 「阪神2-3ヤクルト」(8日、甲子園球場)

 阪神は同点の六回1死二、三塁からの大山の走塁ミスが響いて勝ち越せず、直後にヤクルトに決勝点を奪われた。伊藤将の甲子園連勝は11でストップし、3カード連続で初戦負けとなった。試合後の岡田監督の一問一答は以下の通り。

 -六回の大山の走塁について。

 「いやいや、もう前の試合から走塁ミスばっかりやろ。なあ。考えられへんけどなあ。なんで止めへんのやろ。三塁コーチャーも」

 -焦りが出た

 「焦りじゃないやろ。普通のプレーやんか。勝ち越しの点やからのう。お前。そら、伊藤もアレでガックリきたやろうな。アレで。うーん」

 -あそこは120%セーフでなければいってはダメ。

 「そら当たり前やん。梅野も手を上げとったなあ。あれでノイジーも(走塁を)緩めたやろ。なあ。何回目か、知ってる。今年。プロ野球で」

 -3回目ですか

 「おう、3回目よ。えっ、日ハムと中日とお前。そんなん、お前、野球をやってたらわかるやろ。えーっ。ほんま。野球をもっとみて、もっと勉強せなあかんわな。おんなじこと。おんなじミスばっかりするやろ」

 -そのうち一つは中日戦で目の前で起きた。

 「まあそんなんお前、自分の間近でのプレーやからのう。忘れるもんかな。全部覚えてるで、ええ?高めなんかあかんて、この間も、ええ?あれ誰や。中日でも2ストライクから高めでデッドボールを当てて、なんで同じ事ばっかりするんやろな。ヤクルトのキャッチャーの中村は2ストライクから高め構えてる?みんなアウトコースやろ?だから、当たり前のことをやったらええねん。いや、あれはあれやで。三ツ俣を高めで空振り三振を取ったから、その余韻があるんよな。おれはビックリしたよ、高めに構えたから。三ツ俣やから三振よ。そういうなんかもう、野球を考えるんやなしに、当たり前のことをやればいい。あわよくばとか裏をかくとか、そんなんいらんねん。余裕のある時よ。接戦の大事な場面で裏なんかかかれへんって」

 -5月のいいときはできていた。

 「いやいや、普通にやってるだけやん、別に」

 -チームとして流れが悪い。

 「チームの流れが悪いて、自分らで壊してしもてるんやんか。そんなことやれなんて一言も言うてないで、普通のプレーやないか、そんなもん。なあ、まあ負ける時はそういうなあ、ミスというかな、走塁ミスばっかりやろ?こないだもそうやろ?そんなもん、ベンチでこっちは何にもでけへんからのお。ベンチから声届けへんわ、行くなて。大事な場面とかな、接戦とかそう言う時にやっぱりそういうの出るんよ、そういうのな。負ける時はそんなもんやんか。そんなもんお前、焦らんとお前、同点の後のわけやからお前、うち後攻で甲子園で後攻やねんから、何を慌てることあんの。そんなん簡単なことやんか、普通にやっとけばええんよ」

 -9回無死一、二塁で送らずに代打は確率を考えて。

 「いや確率て、そらお前、渡辺にかけただけやんか、いや確認よ、バントないから確認よ。まあ勝負かけたんやからしゃあないやん、ゲッツーでも。ゲッツー嫌やったらバントさすよ。もう勝ちきるやん」

 -伊藤将は

 「いや頑張ったよ、あそこまで。なあ、2ストライクまではな。だから結局追い込んで、次そら最初浜田おるけど、満塁なったらあいつ来るんわかってるやんか、川端が。そういうなんていうの、ここで切るっていうか、そういうお前、なあ、そういう状況判断やんか結局は。浜田なんかけえへんて満塁になって、川端やろ。そういうのが甘いんよな、結局はな」

 -初めて森下を1番・中堅で。

 「そら、おれへんからや、右バッター」

 -結果は出なかったが。

 「いや、結果出さなあかんのちゃうの。俺ずっと我慢してるんやで、1割6分で。そんなの、(他に)おらんからのお」

 -佐藤輝のことも練習中から気にかけて見ていた。

 「見ての通りよ、そんなん。あれでええと言える?あのチャンスで。そんなん俺に聞くことちゃうやろ、見たら分かるやろ。見たとおり、書いとけよ、俺に言わすことないよ」

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