阪神がドラ1森下のプロ1号ソロで勝利 離脱近本の代役1番が大仕事
「阪神1-0ヤクルト」(9日、甲子園球場)
白熱の投手戦をルーキーの一発で打ち破った。両チーム無得点のまま迎えた八回、阪神先頭のドラフト1位・森下(中大)が3番手木沢の初球を捉えて、打球は左中間最前列に飛び込むプロ1号ソロ。プロ96打席目の一発で待望の先制点をもたらした。
阪神先発の西純は先発再転向後2度目の登板。立ち上がりから150キロ超の速球を投げ込んで、初回は三者凡退。二回から七回まで毎回走者を許すも、ホームに帰すことはなく、スコアボードに「0」を並べ続けた。七回に代打を送られ降板。7回6安打無失点で、104球の粘投も3勝目とはならなかった。
西純は得意の打撃でも存在感を発揮した。三回2死から四球を選んでチーム初出塁。五回2死二塁からは、ヤクルト先発・高橋のチェンジアップを捉えて左前に運んで、チャンスを広げた。続く森下は四球。2死満塁の絶好機を迎えたが、中野が遊飛に倒れて得点を奪えず。
六回は先頭のノイジーが左前打で出塁するも、大山、佐藤輝、ミエセスが三者連続三振で抑えられ、好投を続けていた高橋はこの回で降板。八回にドラ1の一発で試合を決めた。