阪神の森下&岩崎が爆笑ヒーローインタビュー 森下「大歓声?それどころじゃなかったです」 岩崎「どうせ大きなフライとかでアウトかと思ったら」

 決勝弾を放った森下は笑顔で場内を一周した(撮影・中田匡峻)
 お立ち台でギャルピースを決める岩崎(右)=撮影・山口登
 佐藤輝(右)からねぎらわれ、笑顔の森下(撮影・中田匡峻)
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 「阪神1-0ヤクルト」(9日、甲子園球場)

 白熱の投手戦をルーキーの一発で打ち破った。両チーム無得点のまま迎えた八回、阪神先頭のドラフト1位・森下(中大)が3番手木沢の初球を捉えて、打球は左中間最前列に飛び込むプロ1号ソロ。これが決勝点となり、チームは連敗を止めた。

 ヒーローインタビューでお立ち台に上がったのは決勝弾を放った森下と、九回を抑えた岩崎。森下がプロ1号時の甲子園の大歓声について聞かれると「いや聞こえたんですけど、ちょっと、あのーそれどころじゃなかったです」と初々しさを見せ、記念球の重みを聞かれ「重み??…重みは、はいあります」と場内を笑わせた。

 岩崎は決勝弾が飛び出した瞬間はブルペンで見ていなかったことを明かし、「外が沸いて。どうせ大きなフライとかでアウトかと思ったら、ほんとにホームランでした」。最後の締めでは助っ人外国陣ミエセスの決めぜりふ「タイガースファンいつもありがとう!お先でーす」とともにギャルピースを決め、場内を沸かせた。

 ヒーローインタビューの全文は以下の通り。

 -プロ第1号が決勝弾

 「いやもうほんと、全然打てていなかったので、何とか。まあ、いい形で一本出たのでよかったと思います」

 -初球を打った

 「積極的に自分らしいバッティングっていうのを心がけながら。まあ甘い球が来れば、初球から打ってやろうという気持ちで打席に入りました」

 -感触は

 「行くかなとは思ったんですけど、ほんとに伸びろ伸びろって祈ってました、走りながら」

 -大歓声

 「いや聞こえたんですけど、ちょっと、あのーそれどころじゃなかったです」

 -その時の気持ちは

 「なんかホッとじゃないですけど、やってやったぞというのはありました」

 -ベンチでのポーズは

 「あれはずっとやろうと思っていたガオガエンポーズっていうのをやっと披露できました」

 -どんなポーズ

 「あのーなんかラリアットするっていうポーズなんですけど、これからどんどんできるように頑張ります」

 (場内から「もう一回コール」)-次第2号のときに。

 「はい、そうします!」

 -ズボンのポケットが膨らんでいる

 (記念球を掲げながら)「これです。重み??…重みは、はいあります」

 -誰にプレゼント

 「いやもう両親に。初ヒットのボールもまだプレゼントできていないんで。それと2つプレゼントしたいなと思います」

 -ご両親も喜ぶ

 「はい、よかったなと思います」

 岩崎

 -ホームランはブルペンで

 「見てないです。肩を作ってたんで。外が沸いて。で、どうせ大きなフライとかでアウトかと思ったら、ほんとにホームランでした」

 -きょうも歓声からパワーをもらった

 「きょうですか?はい、ありがとうございます」

 -九回のマウンドに。

 「岩貞さんの10年連続勝利がかかっていたので、岩貞さんおめでとうございます」

 -完封リレー。今年の投手陣

 「まあ苦しい時期もあるとは思うんですが、その日のベストで頑張っているので。これからも続けていきたいと思います」

-首位攻防戦に向けて

 森下「えーあしたからも…あしたじゃないか。火曜日からも、あのー自分らしくプレーして、必ずチームの勝利に貢献したいと思うので、応援よろしくお願いします」

 岩崎「タイガースファンいつもありがとう!お先でーす」(ミエセスのギャルピースを決めながら)

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