阪神・岡田監督が前半戦総括「総合的にみるといい前半戦」 MVPは大竹と村上 後半戦へ「打線が奮起してもらわないと」
「阪神-中日」(17日、甲子園球場)
阪神の岡田彰布監督がオールスター前の最終戦を前に取材に応じ、前半戦を総括した。
岡田監督との一問一答は次の通り。
◇ ◇
-前半戦を終わって、単独首位ターン。ここまでを振り返って
「そうですね…、いいときと悪いときのね、差が激しいね、前半戦だったけど、現状はね、チーム状態はよくないんだけど、でもまあ、ね。きょうでね、きょうの段階では10個の貯金があるということは、総合的にみるといい前半戦だったかなあと思ってますけど」
-手応えを感じる部分は
「いやいや、手応えはあんまり感じてないです(笑)今の状況ではね」
-5月は9連勝を含む19勝で月間最多タイ記録。あの月は
「あのときも終わって言ったんだけど、これはもうぜんぜん出来すぎでね。あんなうまくいくことは、1年間でもそんなないような5月だったんですけど、その反動やないですけど、これは絶対ね、流れの悪くなるね、そういうの来ると思ってたんで。その辺はね、本当に辛抱してね、なるべくこうね貯金を減らさないようにというか、そういう気持ちでいかないといけないなとか、あの時点では思ってましたね」
-近本、湯浅の離脱で苦しい状況もあった
「なかなかね、こうベストなメンバーで、だから、本当ね、開幕からいくとローテーションで伊藤が出遅れたんで、そういうのを入れるとほんまに全部の選手がね、揃ったことなかったしね。青柳にしろ、今の西にしろですけど。そういう意味であの、ファームで後半戦へ向けて調整してると思いますけど。そういう意味では後半はそういう選手が戻ってきて、近本しかりですけど、ある程度のね、こう、戦力というか、戻って来てくれると思うんで。その中でも今ね、調子の悪い選手もいますけど、当然個々でね、上げていかないといけない。もうちょっとベストメンバーというか、そういう形で後半はどっしり戦っていきたいと思いますけどね」
-前半戦の投打のMVPは?
「いやもう、打つ方はね、あんまり5月ぐらいまではね、ホントに1、2番が機能してね、それが1番の得点力かなと思ってたんですけどね、まあケガとかそんなんでね、なかなか打つ方はあんまりそれ以降はね、あまりにも調子が悪かったんでいないですけど、ピッチャーはね、新しい力というかね、大竹と村上でしょうね、やっぱりね」
-開幕前に予想した以上の活躍か
「だから大竹に関してはね、ある程度開幕からローテーション入れるつもりでいてたんですけど、ここまで勝つとはね、思ってなかったですけど、まあ、1年間ローテーション守ったことないんでね、これからはちょっとね、間隔空けたりね、しないといけないと思うし、村上に関しては第2先発的な感じでね開幕スタートしたんですけど、それがまあ、これはピッチャーの青柳とか西の調子とかね、そういうのがあって、村上に関しては1つのチャンスをモノにしたのが最初の東京ドームだったので、そういう意味ではなかなか打線の援護でね、勝ち星は取れてないですけど、勝ち星、負け数関係なしに、すごい戦力になってくれているので、そこは一番助かりましたね」
-後半戦のキーマンは
「あの…ね、打つ方は夏場ね、普通は夏場にピッチャーが1回落ちてくるというかね、夏場は打線が奮起してもらわないと困るんですけど、それでも奮起というかそういう意味ではね、これはもう全員なんで、キーマンというか、まあ、また開幕は青柳で行くつもりなんで、青柳にね、また後半はずっとローテーションでね、先頭に立って引っ張っていってもらいたいと思いますね」
-後半戦に向けて課題は
「課題っていうかなあ、簡単なことで、まずヒットを打つ。ランナーがセカンドに行けば、その次の選手がヒットを打ってバッターを返す、そういう積み重ねで本当にシンプルなね、もう1度形をつくれるような、そういう活発なゲームにしたいですね」
-アレに向けた後半戦の意気込み
「まあ、まだそんな意識するようなね(時期じゃない)。後半っていっても、夏のロードとかもありますけど、そこを乗り切って、勝負はもう甲子園に帰ってからと思ってるんで。まあとにかく戦力を投打、打の方はやっぱり個々の調子を上げていくのが大事ですけど、そういう意味では投打もう一回、一からじゃないんだけど、いいときの感じを思い出すような感じで、なんとかまあ。しのぐ、しのぐと言ったら本当にそんなしんどい試合ばっかになるんでね、まあ自分らの今の力が普通に出せるようにね、こっちもバックアップしていって。まあ、いいときもあったわけですからね。そういう感じでゲームできるように、みんなでやっていきたいと思いますね」