元阪神 横田慎太郎さんが死去 脳腫瘍、28歳の若さで 16年開幕スタメンも病気判明、闘病続く
阪神は18日、球団OBの横田慎太郎さんが同日午前5時42分に死去したと発表した。病名は脳腫瘍。28歳だった。通夜、告別式は詳細が決まり次第、通知するという。
16年には20歳の若さで開幕スタメンに名を連ねるなど、強打の外野手として期待の選手だった。だが、2017年の春季キャンプ中に脳腫瘍が判明。入院、加療を経て同年8月30日の最終検査で、安定した状態となる「寛解」と診断された。
18年から育成契約となったが、球が二重に見えるなどの後遺症もあり19年限りで現役引退を決断した。2軍で行われた引退試合では中堅を守り、ラストプレーで奇跡のノーバウンド送球。本塁で走者を刺し、ファンの感動を呼んだ。
プロ通算38試合、109打席、打率・190だった。
引退後の21年4月にはYouTubeチャンネルで脊髄腫瘍を患い、20年9月から2度目の闘病生活を送っていたことを激白していた。
◆横田 慎太郎(よこた・しんたろう)1995年6月9日生まれ、28歳。鹿児島県出身。鹿児島実から2013年度ドラフト2位で阪神入団。桧山氏の背番号24を引き継ぐ。プロ3年目の16年3月25日の開幕戦・中日戦(京セラドーム)でプロ初出場初先発(2番・中堅)。プロ通算38試合20安打4打点0本塁打。左投げ左打ち。