阪神ファン沈痛 OB横田慎太郎さん 28歳での死去に落胆の声「まだ若いのにショック」「残酷だし、悲しい」「信じたくない」

 涙をこらえる横田慎太郎さん=2019年9月撮影
 花束を手に号泣する横田慎太郎さん=2019年9月撮影
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 阪神は18日、球団OBの横田慎太郎さんが同日午前5時42分に死去したと発表した。病名は脳腫瘍。28歳だった。通夜、告別式は詳細が決まり次第、通知するという。

 16年には20歳の若さで開幕スタメンに名を連ねるなど、強打の外野手として期待の選手だった。だが、2017年の春季キャンプ中に脳腫瘍が判明。入院、加療を経て再びユニホームを着られるまでに回復したが、球が二重に見えるなどの後遺症もあり19年限りで現役引退を決断した。

 2軍で行われた引退試合では中堅を守り、ラストプレーで奇跡のノーバウンド送球。本塁で走者を刺し、ファンの感動を呼んだ。

 28歳、若すぎる別れに、ファンも沈痛。ネットでは訃報が広がり「悲しい、残酷だし、悲しい」、「病気がなかったらどれだけの選手になっていたか」、「まだ若いのにショック」、「びっくりした」、「信じたくない」の声が続いた。

 プロ通算38試合、109打席、打率・190だったが、ファンに多くの勇気を与え、天国へ旅立った。ファンからは「ありがとう」、「お疲れ様」の声も送られた。

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