阪神・平田ヘッド沈痛 横田さん死去に「こんなにも若くてして…」担当スカウト田中秀太コーチ「ひたむきに頑張る子でした」
阪神は18日、球団OBの横田慎太郎さんが同日午前5時42分に死去したと発表した。病名は脳腫瘍。28歳だった。通夜、告別式は詳細が決まり次第、通知するという。
横田さんが引退した2019年、2軍監督を務めていた平田ヘッドは沈痛。球団を通じて、「訃報を聞いて、ただただ寂しいし悔しい。横田は入団してきた時から常に全力でひたむきに野球に取り組む選手だったし、病気になってからも、鳴尾浜で毎日毎日朝早くに来て練習して、ベンチの中でも誰よりも声を出してチームを盛り上げてくれて、そういう横田の真摯に野球に取り組む姿勢、最後まで諦めない思いが、最後に『奇跡のバックホーム』を生んだと思うし。そんな横田が、こんなにも若くして逝ってしまうなんて、なんて言葉に表したら良いのかわからない」とコメントした。
横田さんの引退試合では1軍選手も多く駆けつけ、その姿を目に焼きつけた。「我々コーチ・スタッフも含め、選手たちも横田と一緒にやってきた者も多いし、みんなが横田の生き様から感じる何かがあると思う。横田の意志をしっかり胸に刻んで、タイガースの中で受け継いで戦っていきたいと思います。諦めない子だから、病気との闘いは本当に苦しかったと思うし、最後までよく頑張った。どうか天国でゆっくりと休んでほしいです。心よりご冥福をお祈りいたします」と追悼した。
横田さんのプロ入り時、担当スカウトを務めていた田中秀太コーチは「横田は誰よりもひたむきに野球を一生懸命に頑張る子でしたし、病気とも一生懸命闘って、最後まで諦めずにここまで頑張ってきたので、どうか安らかに眠ってほしいという思いです。横田の想いも背負って、横田のような常に一生懸命に取り組む野球選手を育てていきたいと思います。心からご冥福をお祈り申し上げます」とコメントした。