大腸がん克服の阪神・原口が横田さんを悼む 2人でお立ち台の約束は叶わぬも「一緒に野球ができて幸せだった」

 半旗が掲げられる中、ベンチに向かう(左から)原口、糸原、近本(撮影・北村雅宏)
 守備練習に励む原口(撮影・北村雅宏)
 守備練習に励む原口(撮影・北村雅宏)
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 阪神・原口文仁内野手(31)が19日、甲子園球場で取材に応じ、18日に脳腫瘍のため逝去した横田慎太郎さんへの思いを口にした。

 19年にステージ3bの大腸がんを罹患(りかん)しながらも闘病に勝ち、グラウンドで戦い続ける原口。同年に横田さんと「2人でお立ち台目指して頑張ろう」と約束し合った仲だった。

 「本当に、ヨコの入団1年目から一緒にやってきましたけど、本当に野球が大好きでね。素直で真っ直ぐ。本当にかわいい後輩でした」

 後輩ながら「尊敬する人間」という。今後は横田さんの思いを背負い、悲願のアレを目指す。「ヨコは大好きな野球ができなくなってしまったという時点でやっぱり、そこの場面に一緒にいたメンバーは思いが強くなったと思いますし、ヨコのことは誰も忘れないと思いますし、これからみんな心の中でヨコはずっと生きて、人生みんな送ると思うので、苦しくなった時は絶対に自分の人生を振り返った時にヨコのことは絶対、出てくると思いますし、本当にいい時期に一緒に野球ができて幸せだったなと思います」と前を向いた。

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