元阪神・横田慎太郎さん通夜 元チームメートらが涙で別れ OB中谷氏「ゆっくり休んでほしい」

 グラウンドが表現された横田慎太郎さんの祭壇
 横田慎太郎さん遺影
 横田さんが愛用していたグラブやバッグなど
3枚

 18日に脳腫瘍のため28歳で死去した阪神OB・横田慎太郎さんの通夜が21日、鹿児島県日置市内でしめやかに営まれた。外野手として6年間プレーした横田さんとの別れには、同OBで3年先輩の中谷将大氏(30)ら元チームメート、担当スカウトを務めた阪神・田中秀太2軍内野守備コーチ(46)ら1000人以上が参列した。

 野球場がデザインされた祭壇には、阪神のユニホームを着て笑う横田さんの遺影が飾られた。2軍の引退試合で「奇跡のバックホーム」を披露した試合後に、鳴尾浜のスコアボードをバックに撮影された写真。選んだ理由を姉・真子さんは「やり切った笑顔で、迷いなくこれで決まりました」と説明した。

 たくさんの花で彩られた会場。阪神でドラフト同期入団の梅野をはじめ、大山や北條らから花が届けられた。球界関係者だけでなく、俳優の間宮祥太朗ら他分野からも多くの人が訪れ、ひつぎに眠る故人の前で涙を流した。球団からは宮脇編成ディレクター、畑山統括スカウトも参列。たくさんの人に横田さんは愛されていた。

 阪神で共に野手としてプレーした中谷氏は参列後に取材に応じ、目を潤ませた。虎風荘の寮では部屋も近く、野球以外でも多くの時間を一緒に過ごした。今年5月に入院中の横田さんを見舞った時は、ほとんど会話ができない状態で「頑張れとしか言えないですし…。(かける)言葉というのをすごく考えながら(話した)」と当時の状況を説明した。

 「いろいろな思い出がありすぎて。いるだけで場が楽しくなる、雰囲気が良くなる人だった」としのび、「ずっと頑張ってきたので、あいつも。ゆっくり休んでほしい」と冥福を祈った。

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