阪神前川がベンチで大粒の涙 後半戦初スタメンも3三振 解説の矢野前監督「泣いてる暇があるならバットを振るしかない」

6回、3打席連続三振に倒れた前川(右)はベンチで涙を流す(撮影・田中太一)
 6回、空振り三振に倒れる前川(撮影・山口登)
 6回、空振り三振に倒れベンチに戻る前川(中央左は岡田監督)=撮影・山口登
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 「阪神タイガース-広島東洋カープ」(28日、甲子園球場)

 阪神の前川がベンチで人目をはばからず涙を流した。

 前川はこの日、後半戦初のスタメンとなる「6番・右翼」で出場。1、2打席目は広島・先発の野村から空振り三振。さらに六回1死一塁で迎えた3打席目もケムナの前に空振り三振に終わり、ベンチでは思わず落涙した。

 この光景にサンテレビで解説した前監督の矢野燿大氏は「悔しいんでしょうね。泣いている暇があったらバットを振るしかない」とアツく激励。同じく解説を務めていた下柳剛氏は「まだ20歳ですからね。矢野さんは、まだプロにもなっていない」と優しくフォローした。

 前川は次のイニングの守備から島田に交代している。

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