阪神ベンチで見せた木浪の優しさ「次取り返したらいいだけじゃん」にファン感動 号泣の前川に声かけも「寄り添っただけ」
「阪神タイガース7-2広島東洋カープ」(28日、甲子園球場)
阪神・木浪聖也内野手がベンチで号泣する前川右京外野手への接し方が話題となっている。ツイッターでは「木浪の優しさ」「ファンになってしまう」「木浪が理想の先輩過ぎた」と称賛のつぶやきが続々と集まった。
木浪は試合後、「何も言ってないですよ。ただ泣いてるのかなと思って、普通に聞きに行ったというか、たぶん三振して悔しかったんだろうと思って」と明かし、「次やり返したらいいじゃんみたいな感じで話しただけで、別に取り上げられるような」と謙虚に語っていた。
「自分も若くないんで、後輩のそういう場面を見たらカバーできるように。そういう人間にもなっていきたいので、普通に寄り添っただけです」と笑みを浮かべつつ語った木浪。前川はこの日、後半戦初のスタメンとなる「6番・右翼」で出場したが3三振を喫し、七回の守備からベンチに退いた。六回1死一塁で迎えた3打席目に、ケムナの前に空振り三振に倒れると、ベンチでは思わず涙を流していた。