【糸井嘉男氏の眼】この展開で負けないのが阪神の強さ

 7回、ブリンソンの打球を追い交錯する島田(左)と近本(撮影・棚橋慶太)
 11回、木浪の安打で生還した梅野(左)を出迎える岡田監督(撮影・棚橋慶太)
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 「読売ジャイアンツ2-5阪神タイガース」(9日、東京ドーム)

 阪神が6連勝。最短で15日に優勝マジックが点灯する可能性も出てきた。先制の七回裏に2死から島田の失策、桐敷が逆転2ランを浴びたが、八回に中野のソロで同点。延長十一回に木浪の適時打などで試合を決めた。「いやぁ~強い!」とうなるデイリースポーツ評論家・糸井嘉男氏が阪神と巨人の「順位の差」を解き明かした。

  ◇  ◇

 いやぁ~強い!普通終盤の七回に、あんな形で逆転を食らったら負けますよ。

 その七回2死からの島田選手の落球は正直、防げたものでした。ただ、近本選手も島田選手も足が速くて、守備範囲が広いからこそ起きてしまった。おそらくともに『捕れる!』と思って追ってます。互いの声も特に東京ドームでは、歓声にかき消されて直前まで聞こえないんですよ。

 直後に代打・中田翔選手に2ランでしょ。嫌な形で逆転されながら、すぐさま中野選手のソロで追いついた。さらに延長十一回には一気に突き放してみせた。ホンマに強い!!

 今シーズンの戦いを見ていると、エラーこそあれ阪神は全体的に隙のない野球をしている印象です。一方で巨人はどうもらしくないプレーが多い気が…。そのあたりが順位の差になっているんじゃないでしょうか。2位の広島も負けただけに、この展開で負けなかったのは阪神にとってはデカい!このままイッちゃうんじゃないの!?

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