7連勝の阪神・岡田監督「今週6つ勝つと思えへんかった」 幸運のユニホームには「薄いからええよ」

 ナインを出迎える岡田監督(中央)=撮影・棚橋慶太
 巨人に3連勝し、ナインを迎える岡田監督(右から2人目)=撮影・西岡正
 9回、2ランを放った代打の原口(94番)を迎える岡田監督(撮影・堀内翔)
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 「読売ジャイアンツ2-5阪神タイガース」(10日、東京ドーム)

 阪神が逆転勝ちで今季3度目の7連勝とし、貯金を今季最多の21とした。1点ビハインドを追いついた七回に近本が勝ち越し2ランを放ち、九回には原口が値千金の2号2ラン。守護神・岩崎不在の中、先発の才木を可能な限り引っ張り、加治屋-島本-ケラーが無失点リレーでつないだ会心の逆転勝利だった。試合後の岡田監督の一問一答は以下の通り。

 (テレビインタビュー)

 -原口が大きな仕事をした。

 「そうですね。まあ1点よりも3点の方が楽になるのは分かっているんでね。あそこで左(投手)が来たら。まあ1、2番が左なんで、(左投手が)来るかなあと思って。まあ、それは用意してたんで」

 -昨日は中野、今日は近本。日替わりでヒーローが出る。

 「いやいや、まあね。ホームラン出ると思ってないから、才木にバントさせたわけやからね。セカンド行ってタイムリーというね、おーん。でもいいところで、昨日、今日はホームランが出てますね」

 -才木は2カ月ぶりに勝ちがついた。

 「いやいや。もう八回までね、ちょっと打順が回ってくるところでね。球数とかで、八回を乗り切ってくれたらなと思っていたんですけどね。まあ追い越されるまでは、お前に任すって、投手コーチに言いに行かせたんだけど、もうちょっとしんどかった。やっぱりねえ」

 -岩崎がいない中の継投だった。

 「あまり無理ささんように一人一殺でな。最後はケラーで行くつもりやった」

 -7連勝で明日は村上。どんな投球を期待している?

 「普通通りよ。普通に投げてくれたら。打つ方も反発力というか点を取れてるし、村上も普通に投げてくれたら」

 (記者囲み)

 -岩崎がいない中、才木が踏ん張った。

 「そうやな。打順的にも(八回を)投げきってほしかったけどな」

 -球は良かった。

 「おーん。良かったな。真っすぐで押してたしな」

 真っすぐも良かった。

 「いや、良かった、最初ねぇ、どんどん真っすぐで押してたから、だからいい時に広島の甲子園でな、真っすぐばっかりいっとった時あったやろ、その、いっぱいなあ、球が走ってる時ね、今日もそういう感じかなあというのはあったよなあ」

 -八回は加治屋、島本がいい仕事をした。

 「いやいや、もう、まあ、今日はあんま無理ささんようにね、うん、今日はもうあれや、ジグザグやったから、打順が、うん、だから一人一殺というあれで、あんま負担かからん、でもなあ、あの場面じゃ負担かかるけど球数とかいろんな面でな、ちょっと楽かなあと思ってねえ」

 -戸郷は球数がかさんでいた。終盤になれば攻略できるという考えはあったか。

 「いやいや、5回で90いったから、まあ、これ6回か7回やでと、それはもう言うてた。7回ぐらいでつかまるみたいなことをね」

 -七回は巨人の守りのミスで追いついた。

 「いやいや、まあ、そらミスもしてくれんと」

 -そういうところで一気につけ込める。

 「だから、バント失敗の後のホームランやからな、結局は。うん。まあ、こっちがな、セカンドに送って、3点目じゃなしにな、まずは勝ち越しを、タイムリーで勝ち越しいうあれやったけど、才木はちょっとバント(練習)やらなあかんな。カッコも悪いもんな。オープン戦の時から言うてたけども、(決めれば)自分が楽やからなあ。あれなあ」

 -岩崎不在の中で勝てると、バリエーションも増える。

「まあ、でも別にあれよ。ずっとケラーも良かって」

 -最初の遠征をいいリズムで終えられた。

 「出来過ぎやろ。そら、出来過ぎやろ。ここで今週な、6つ勝つと思えへんかった。今週って、DeNAと巨人で」

 -このユニホームでは6連勝で終えた。

 「薄いからええよ」

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