7連勝の阪神・岡田監督「今週6つ勝つと思えへんかった」 幸運のユニホームには「薄いからええよ」
「読売ジャイアンツ2-5阪神タイガース」(10日、東京ドーム)
阪神が逆転勝ちで今季3度目の7連勝とし、貯金を今季最多の21とした。1点ビハインドを追いついた七回に近本が勝ち越し2ランを放ち、九回には原口が値千金の2号2ラン。守護神・岩崎不在の中、先発の才木を可能な限り引っ張り、加治屋-島本-ケラーが無失点リレーでつないだ会心の逆転勝利だった。試合後の岡田監督の一問一答は以下の通り。
(テレビインタビュー)
-原口が大きな仕事をした。
「そうですね。まあ1点よりも3点の方が楽になるのは分かっているんでね。あそこで左(投手)が来たら。まあ1、2番が左なんで、(左投手が)来るかなあと思って。まあ、それは用意してたんで」
-昨日は中野、今日は近本。日替わりでヒーローが出る。
「いやいや、まあね。ホームラン出ると思ってないから、才木にバントさせたわけやからね。セカンド行ってタイムリーというね、おーん。でもいいところで、昨日、今日はホームランが出てますね」
-才木は2カ月ぶりに勝ちがついた。
「いやいや。もう八回までね、ちょっと打順が回ってくるところでね。球数とかで、八回を乗り切ってくれたらなと思っていたんですけどね。まあ追い越されるまでは、お前に任すって、投手コーチに言いに行かせたんだけど、もうちょっとしんどかった。やっぱりねえ」
-岩崎がいない中の継投だった。
「あまり無理ささんように一人一殺でな。最後はケラーで行くつもりやった」
-7連勝で明日は村上。どんな投球を期待している?
「普通通りよ。普通に投げてくれたら。打つ方も反発力というか点を取れてるし、村上も普通に投げてくれたら」
(記者囲み)
-岩崎がいない中、才木が踏ん張った。
「そうやな。打順的にも(八回を)投げきってほしかったけどな」
-球は良かった。
「おーん。良かったな。真っすぐで押してたしな」
真っすぐも良かった。
「いや、良かった、最初ねぇ、どんどん真っすぐで押してたから、だからいい時に広島の甲子園でな、真っすぐばっかりいっとった時あったやろ、その、いっぱいなあ、球が走ってる時ね、今日もそういう感じかなあというのはあったよなあ」
-八回は加治屋、島本がいい仕事をした。
「いやいや、もう、まあ、今日はあんま無理ささんようにね、うん、今日はもうあれや、ジグザグやったから、打順が、うん、だから一人一殺というあれで、あんま負担かからん、でもなあ、あの場面じゃ負担かかるけど球数とかいろんな面でな、ちょっと楽かなあと思ってねえ」
-戸郷は球数がかさんでいた。終盤になれば攻略できるという考えはあったか。
「いやいや、5回で90いったから、まあ、これ6回か7回やでと、それはもう言うてた。7回ぐらいでつかまるみたいなことをね」
-七回は巨人の守りのミスで追いついた。
「いやいや、まあ、そらミスもしてくれんと」
-そういうところで一気につけ込める。
「だから、バント失敗の後のホームランやからな、結局は。うん。まあ、こっちがな、セカンドに送って、3点目じゃなしにな、まずは勝ち越しを、タイムリーで勝ち越しいうあれやったけど、才木はちょっとバント(練習)やらなあかんな。カッコも悪いもんな。オープン戦の時から言うてたけども、(決めれば)自分が楽やからなあ。あれなあ」
-岩崎不在の中で勝てると、バリエーションも増える。
「まあ、でも別にあれよ。ずっとケラーも良かって」
-最初の遠征をいいリズムで終えられた。
「出来過ぎやろ。そら、出来過ぎやろ。ここで今週な、6つ勝つと思えへんかった。今週って、DeNAと巨人で」
-このユニホームでは6連勝で終えた。
「薄いからええよ」