阪神が破竹の10連勝!16年ぶり快挙で15日にも優勝マジック「29」が初点灯 広島と8ゲーム差で独走状態
「阪神タイガース5-3東京ヤクルトスワローズ」(13日、京セラドーム大阪)
阪神が第1次岡田政権の2007年以来、16年ぶりとなる10連勝を飾った。休養日をはさみ、15日に8ゲーム差をつけた2位・広島との直接対決を制すれば、優勝へのマジック「29」が初点灯する。
先制を許した阪神だが、1点を追う三回に1死満塁と絶好機を作ると、「5番・左翼」に抜てきされた小野寺が左腕・山野から2点右前適時打を放ち、逆転に成功。今季6度目のスタメン起用に見事に応えた。さらに、佐藤輝が中前打で続いて1死満塁。続く梅野が右犠飛を放って、この回3点を奪った。
2点リードの四回にも伊藤将、近本の連打で無死一、二塁と好機を作ると、中野が左翼線へ適時打をマークした。
4-3の七回には、1死から小野寺がマルチ安打となる右前打で出塁。続く佐藤輝が右前打を放って1死一、三塁とチャンスメークすると、途中出場の坂本が中前適時を放ち、追加点を奪った。
先発の伊藤将は5回8安打3失点。今季16試合目の先発で2度目のクオリティースタート(6回以上、自責点3以下)失敗となったものの、自身4連勝で今季7勝目を挙げた。京セラドームでは自身初白星となり、リリーフ陣が懸命に無失点でバトンをつないだ。
最終回は3連投となった岩崎がマウンドへ。今回の10連勝中、8試合目のマウンドとなった。1死から死球で走者を出塁させるも、無難に抑えて試合を締めた。