「広島東洋カープ７－６阪神タイガース」（１５日、マツダスタジアム）

　阪神の新外国人コルテン・ブルワー投手（３０）＝前ヤンキース３Ａ＝が１軍初登板。１回を無安打無失点と堂々のデビューを飾った。「チームメートの絆は大切にしている」という新助っ人の素顔を担当記者が紹介する。

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　まだ来日して間もないブルワーだが、その言葉や行動からはチームを大切にする考えが垣間見える。強豪校だったというカントン高校時代は「シーズンが終わる頃には泣かなかったことはない」というほど青春を野球にささげ、その頃から「チームメートの絆は大切にしている」という。

　それは６日、鳴尾浜での２軍残留練習に初参加した時にも表れていた。ウオーミングアップから他の選手に動きを合わせてついていき「みんなと別々に練習するのは好きじゃない。一緒にするとチームメートをよく知ることもできるので」と積極的にチームに溶け込もうと心がけた。

　落ち着いた雰囲気ではあるが、入団会見では「コールドブリューと呼ばれるけど、熱いコーヒーの方が好き」とジョークを披露。カメラマンの「すしポーズ」のリクエストにも笑顔で応えるなど、ちゃめっ気も見せていた。シーズン終盤とはいえ大切なチームの一員。仲間と絆を強め、チームのために腕を振る。（デイリースポーツ阪神担当・山村菜々子）