阪神・岡田監督の猛抗議 「偶然あの形になった」からと審判団は走塁妨害を取らず 「暴言は一切ありません」

9回、リクエストの結果に納得がいかず、両手を広げる岡田監督(撮影・西岡正)
9回、判定が覆り、審判団に詰め寄る岡田監督(左)=撮影・出月俊成
審判と平田コーチに説得され、ベンチへ戻る岡田監督(中央)=撮影・西岡正
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 「横浜DeNAベイスターズ2-1阪神タイガース」(18日、横浜スタジアム)

 九回1死一塁から二盗を試みた阪神・熊谷の判定を一度はセーフと判定しながら、DeNAのリクエストを経てアウトにジャッジを変更したことについて、敷田三塁塁審が試合後に見解を述べた。

 映像ではタイミングは微妙ながらも、遊撃・京田の左膝から下が二塁ベースをふさぐ形になり、熊谷の足がベースに到達するのを妨害しているように見えた。

 敷田三塁塁審は「放送した通り、ベースをふさぐような映像になってたから、お客さんを含めて妨害とか、そういう思いがあるのかなと思って、先にマイクで妨害とはしないと。判定はアウトと伝えたところ、岡田監督が放送が聞こえなかったと。それと同じ説明をしたら、岡田監督の意見は妨害、足をあんな形でふさいでたと。我々審判団のリプレー検証の結果は、故意とかいうのはないので、偶然あの形になった。お互い精いっぱいのプレーをしてああいう形になったので、ベースに届かないのはアウトにするしかないというのでアウトという答えを出しました」と説明した。

 走者と野手の衝突を未然に防ぐ観点から導入されたコリジョン・ルールについては、本塁上のプレーにのみ適用されるものだとし、「ワンバウンドを捕るために意識的にそういう場所に足を出したっていうのがあったら(走塁妨害を)考えるんですけど、偶然足が止まる形になった。妨害という風には映らなかった」と改めて語った。

 岡田監督の抗議は退場処分に迫る5分近くになっていたが、小林二塁塁審は「まず3分を超えたところで『監督、遅延行為で退場になりますよ』と伝えた。監督は納得いかないと。(審判団の)意見も伝えたということで下がってくださいと。自分の時計では4分半だったので『これ以上やったら退場になりますよ』と」、事前に通達していたことを明かした。

 岡田監督の口調は次第に激しくなっていった。小林二塁塁審は岡田監督が「俺は引かん!」と発言していたことも明かし、「お客さんもこれで退場は出せますけど、やっぱり雰囲気と時間と守らないといけないということで」と背中を押すように三塁ベンチに下がらせた理由を語り、暴言があったかについては「暴言は一切ないです」と話した。

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