阪神がセ・リーグに意見書を提出 熊谷の盗塁死判定に関し 猛抗議した岡田監督は「もう後は任せてあるから」
「横浜DeNAベイスターズ-阪神タイガース」(19日、横浜スタジアム)
阪神・岡田彰布監督が球場入りし、前日18日のDeNA戦の九回、京田の左足で二塁ベースが覆われた熊谷の盗塁が、三浦監督のリクエストを経てセーフからアウトに変わったことについて「知らんがな」と多くを語ろうとはしなかった。
嶌村聡球団本部長はセ・リーグ連盟に対して「意見書は出しましたよ」とし、「意見書を出すということは、昨日の判定に対して違う意見を持っているということを理解して頂ければ。中身については差し控えたい」と話した。
岡田監督との協議内容についても「内々のことでどうだこうだ、そこについては全てに置いて差し控えさせて頂きたい。基本的には今日の午後に意見書をセ・リーグの方に出させて頂いたということを申し上げたい」とし、詳細はオブラートに包んだ。
場面は1点を追った九回1死一塁から、代走・熊谷が二盗を仕掛け、小林二塁塁審はセーフと判定。だが、三浦監督がリクエストを要求すると、責任審判の敷田三塁塁審が「二塁ベースのところで走者と野手が接触しましたが、(走塁)妨害ではないと致しました。よってアウト。試合を再開します」とアナウンス。スローVTRでは遊撃・京田の左足が二塁ベースを隠し、熊谷の足が触れるスペースがないように見えたが、敷田審判は「故意ではなく偶然」だとして、走塁妨害とは判定せず、熊谷を盗塁死とジャッジし、岡田監督が猛抗議していた。
この日の試合後、岡田監督は改めて前日の判定について質問が飛ぶと「いや、だからもう、球団の方から連盟に連絡して、もう後は任せてあるから。まだ返事とか来てないらしいけどな。何かの回答はあるやろ。それは任せてあるから」と語り、今は連盟からの回答を待っている段階だと説明した。