プロ野球OBが走塁妨害について持論を展開 高木豊氏「タイミングで取ってくれないと」田尾安志氏「全部隠してた」

 元DeNAヘッドコーチの高木豊氏が19日、自身のユーチューブ「TAKAGI YUTAKA」を更新し、前日18日のDeNA-阪神戦の九回1死一塁から二盗を決めた阪神・熊谷が、三浦監督のリクエストを経てアウトに変わったことについて私見を述べた。

 高木氏は「俺も走ってきた人間。ああいうケースは多々あるんだけど、走塁妨害って言いたくなる。足入らないぞって」と語り出した。

 捕手・山本の送球がやや二塁方向にそれたことで、遊撃・京田の体勢が崩れ、左足が二塁ベースを塞ぐ形となったが、小林二塁塁審はセーフとコール。リプレー検証では熊谷の足がベースに触れていないことから、アウトに変わったのだが、スーパーカートリオの一人として、通算321盗塁をマークした高木氏は「それはタイミングで(判定を)取ってくれないと」と走者目線で語った。

 ただ、高木氏は二塁手、遊撃手として活躍したこともあり、野手目線としては「あれはしょうがないよ。故意でやるわけがない。足を削られるかもだし」と京田のプレーはやむなしとの見解も示した。

 その上で高木氏は「審判の判定は正しいと思う」としながらも、「リクエストはアウトかセーフだけでいい。映像はあったけど、走塁妨害ではないとかコメントをつけたから。論点が違うんだよね」と、責任審判の敷田三塁塁審が映像に合わせる形で丁寧にアナウンスしたことが、逆に混乱を招く形になった可能性を指摘した。

 元阪神の田尾安志氏も自身のユーチューブ「TAOチャンネル」を更新し、「走塁妨害だと思いました。ランナーがスライディングするところを全部隠したわけですから」とし、「もし(京田の)足がなかったら、熊谷(の足)とタッチがどっちが早かっただろう。そういうふうに審判は見ないといけないと思いましたね」と語っていた。

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