元阪神・赤星憲広氏、ヒーローインタビューでファンへブチ切れ事件の真相「試合前から色々あった」 岡田監督への反発も
元阪神の赤星憲広氏が21日に配信された元中日の井端弘和氏のYoutubeチャンネルに出演。現役時代にファンへブチ切れした舞台裏を告白した。
現役時代、交流戦でソフトバンクと敵地のヤフードーム(現ペイペイドーム)で対戦した際のことで、今でも当時の映像が流れる有名な“事件”だ。
赤星氏は「実は試合前から色々あった」とブチ切れる伏線が試合前からあったと説明。相手の先発は左腕の杉内で、試合前に岡田監督からいきなり「赤星!どうせ杉内とやって打率下げるんやったら、出ん方がええやろ」とベンチスタートを告げられ、「はあ!?」と内心、大反発したという。
冷静に振り返れば、自身のコンディションを気遣ってくれた監督なりの配慮と分かるのだが、「監督って口下手なんで。伝わらんわけですよ!。試合中も『何でやねん』みたいな…」と試合中、ずっとモヤモヤしていたという。
それでも九回に代打で起用され、見事に逆転タイムリーを放った。試合後、ヒーローインタビューを受けることになったが、割り切れない気持ちはそのまま。当時は、ビジターチームの選手インタビューは球場内には流れず、最前列に陣取ったソフトバンクファンから「おい!聞こえねえよ。でかい声でしゃべれ!」とヤジを飛ばされた。
最初こそ冷静にインタビューに応じていたが、「聞こえねえって言ってるんだろう。コノヤロー!」と重ねてヤジられると、試合前からのイライラもあり、「プチン!てなって『マイク入ってねんだよ、コノヤロー!』」とテレビカメラが回っている中で怒鳴り返してしまった。
しかし、これには後日談が。そのファンから翌日、事務所宛へのメールで「本当にすませんでした」と謝罪があり、さらに「まさかキレられるとは思わなくて。だけど、そういう選手がソフトバンクにはいないんです、そういう熱い選手が。ソフトバンクファンなんですけど、これから赤星さんを応援させてもらいます」とつづられていた。赤星氏は「良かったぁ~、キレて」と安どしたことを明かした。