阪神・森下 応援歌できた 1カ月ぶり帰還の甲子園でお披露目「声援を力に頑張りたい」

 阪神・森下翔太外野手(23)のヒッティングマーチが完成した。阪神の私設応援団で運営されるヒッティングマーチ委員会が28日、発表した。29日・DeNA戦(甲子園)がお披露目の場となる。新人選手の応援歌ができるのは、2021年の佐藤輝、中野以来だ。「素直にうれしいですね」と笑みを浮かべた森下が心地良い戦闘曲に乗り、今永&バウアー撃ちを体現する。

 猛虎の背番号1を背負う黄金ルーキー・森下に、ついに応援歌が完成した。自身の翔太という名前から「翔」という歌詞の入った戦闘曲。「素直にうれしいですね」と喜びを隠せない。

 「夢つかめ 豪快なパワー 渾身(こんしん)のフルスイング 翔(か)けろ 森下」

 歌詞の最初が「夢」から始まる。森下の前に背番号1を着用し、19年まで阪神でプレーした鳥谷敬(現評論家)も「夢乗せて…」と歌詞から始まり、夢という言葉が採用されていた。阪神タイガース応援団ヒッティングマーチ委員会の思いが詰まった応援歌だ。

 新人選手で独自曲が制作されるのは、21年の開幕前に作られた佐藤輝、同年シーズン途中に完成した中野以来となる。これまで汎用(はんよう)の応援歌だった森下は、先輩の糸原の応援歌を「かっこいいな」と耳に刻んでいたそうだ。

 ここまで66試合に出場。主に3番打者を任され、打率・240、6本塁打、35打点と思い切りのいいスイングでチームに欠かせない存在となっている。「自分の応援歌なので、ずっとほしいと思っていた。最初は自分も慣れないと思うので、自分が試合に出られれば歌う機会も増えると思う。出続けて覚えてもらえるように」

 約1カ月の長期ロードを終え、29日・DeNA戦から本拠地の甲子園に帰還。今永、バウアーと好投手との対戦が続く。ロースコアも予想されるだけに「一つのチャンスを無駄にしないように、チャンスが回ってきたらしっかり打ちたい」とテーマを設定した。

 このタイミングで鳴り響く新ヒッティングマーチは、打席に立つ森下への最高の後押しになるに違いない。久々の聖地の大声援を楽しみにしている。「久しぶりの甲子園。声援とかもすごいので、それを力に頑張りたい」。チームはマジック21とし、アレに向かって突き進んでいる。森下も歌詞にある渾身のフルスイングを披露し、マジック減らしに貢献する。

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