阪神・杉山オーナー「本当に岡田監督の功績」と手腕を評価 18年ぶりのアレには「勝負事は何があるか分かりません」と脇を締める
阪神は30日、大阪市内の電鉄本社で定例のオーナー報告会を行い、取材に応じた杉山健博オーナーは18年ぶりの“アレ”に向けて首位を独走する岡田阪神に対して「いい目標(優勝)があるわけですから、これだけ多くのお客様に囲まれて、熱烈なファンに囲まれて1試合、1試合勝っていくことに幸せを感じて1日、1日精いっぱいプレーに励んでやっていただきたい」とエールを送った。
チームは29日のDeNA戦(甲子園)に敗れて優勝マジックが消滅したが、2位広島には6ゲーム差をつけている。“アレ”への機運は高まっているが、杉山オーナーは「やはり勝負事というのは何があるのか分かりません。(優勝が)もう間近だとか、そんなことは全く思っていないです」と“現場”と同様に表情を引き締めた。
岡田監督の手腕については「監督が意図していることが選手に以前より浸透している。これを短期間でやったことは非常に素晴らしいことで、大したものだと思っています。本当に岡田監督の功績だと思います」と改めて高く評価した。
一方でこの日のオーナー報告で、岡田監督の続投についての話題は「全くないです」と明かし、「来季うんぬんの話なんていうのは今全然、そういう話じゃなくて。今この局面ですから」と周囲の“雑音”を封じるように語った。