阪神・大竹が敗戦後ベンチを叩く 「力負けとなって悔しいです」岡田監督「牧ひとりにやられとるよな」マジック再点灯逃す

 6回、牧に勝ち越し3ランを浴び、降板となった大竹(左)=撮影・中田匡峻
 6回、牧(2)に勝ち越し3ランを浴びて肩を落とす大竹(撮影・立川洋一郎)
 6回途中、降板を告げられ、厳しい表情を見せる大竹(右)=撮影・高部洋祐
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 「阪神タイガース2-4横浜DeNAベイスターズ」(30日、甲子園球場)

 阪神・大竹耕太郎投手は敗戦が決まった瞬間、右手の拳で一塁側ベンチのラバー部分を叩き、悔しさを表した。

 同点の六回2死一、三塁から、牧に勝ち越しの3ランを浴びた。自身初の2桁勝利を逃し、6月10日の日本ハム戦以来、セ・リーグ相手には今季初黒星となる2敗目を喫した左腕は「六回がターニングポイントでした。自分でも投げていてその自覚があったので、なんとか抑えたかったです。とにかく逃げずに向かっていくんだという気持ちで投げましたが、結果的には力負けしてしまって降板となり悔しいです」と話した。

 チームは29日にも岩崎が牧に決勝弾を浴びており、2試合連続で手痛い一発を食らう形になった。対戦打率は83打数29安打の打率・349、7本塁打、20打点とカモにされており、岡田監督も「牧ひとりにやられとるよなあ、ほんとに」と悩ましげな表情を浮かべた。

 優勝マジック再点灯を逃すどころか、2位・広島が巨人を下して4連勝を飾り、5ゲーム差に詰め寄られた。岡田監督は「勝負は9月とずっと言ってきたけど。メンバーも変えんとやっとったけど、ちょっとそれは変えんとアカンな。ちょっとアカンな、この流れ的にはな」と話し、9月1日からのヤクルト3連戦からスタメンを変更する可能性を示唆した。

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