阪神・近本の右脇腹に死球 神宮球場が騒然&怒号が飛び交う 大量リードの九回に 岡田監督の表情に怒りにじむ

 9回、近本が死球を受ける(撮影・堀内翔)
 9回、死球を受ける近本(撮影・金田祐二)
 9回、死球を受ける近本(撮影・高部洋祐)
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 「東京ヤクルトスワローズ1-7阪神タイガース」(3日、神宮球場)

 阪神の近本光司外野手が7点リードで迎えた九回先頭の第5打席で右脇腹付近に死球を受けて途中交代した。

 山本が投じたカウント1ストライクからの2球目だった。右脇腹にボールが直撃すると、近本はそのまま打席で崩れ落ちた。慌ててトレーナーが飛び出し、岡田監督も表情に怒りをにじませながらベンチから見つめた。

 近本はそのまま途中交代となり、代走・小野寺が告げられた。死球直後は神宮球場に怒号が飛びかい、一時騒然となった。近本がわき腹を押さえながらベンチに戻る際は大きな拍手が送られていた。

 近本は7月2日の巨人戦で右脇腹に死球を受け、右肋骨骨折と診断されて出場選手登録を抹消された。それでも驚異的な回復ペースを見せて後半戦の開幕から戦列に復帰。チームの快進撃の立役者となっていた。

 試合後、岡田監督は「情けないなあ、2年連続優勝のチームが」「あきれるよなぁ」と怒りを隠そうとはしなかった。病院に行って診断を待つかの問いには「そらそやろ」と語った。

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