阪神が破竹の8連勝で優勝マジック5!セ全球団に勝ち越し決定 伊藤将が10勝到達、代打・糸原が決勝打「この回で」

 8回、勝ち越し打を放った糸原を迎える伊藤将(撮影・神子素慎一)
 8回、適時打を放った糸原はナインに迎えられる(撮影・山口登)
 8回、中前へ勝ち越しとなる2点適時打を放つ代打・糸原(撮影・立川洋一郎)
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 「阪神タイガース5-1広島東洋カープ」(10日、甲子園球場)

 阪神が破竹の8連勝で優勝マジックを「5」に減らした。2位・広島に同一カード3連勝で今季の勝ち越しが決定。セ全球団に対して勝ち越しを収める歴史的なシーズンだ。

 両軍先発が白熱の投手戦を展開で、同点で迎えた八回。代打・糸原が勝負を決めた。森下への申告敬遠を含む3つの四球で、2死満塁で打席へ。「将司が頑張っていたので、この回で決めるという気持ちで。こういう日のために準備して生きているので」と九里のチェンジアップを中前へはじき返して、2点を勝ち越した。

 九里をマウンドから引きずり下ろすと、2死満塁で木浪が2番手の大道から中前2点打をマークした。一気にリードを広げた。

 打線は五回まで九里に無安打に抑えられていたが、1点ビハインドの六回1死から中野が内野安打と相手の失策で二塁へ。初めて得点圏まで走者が進むと、森下のセンター返しの適時打で同点に追いついた。

 伊藤将は8日の村上、9日の大竹に続く10勝目をつかむべく、「負けられないと思って。意識していました」と先発マウンドへ。五回2死、マクブルームに6号ソロを浴びて先制点を奪われたが、8回3安打1失点、9奪三振、111球の熱投が報われ2年ぶり2度目の10勝到達。お立ち台で「最高です」と感慨に浸った。

 チームは2005年以来、18年ぶりとなる貯金「33」に到達。最短でのVは14日。歓喜の瞬間へ、今3連戦で一気にマジックを7つ減らし、2位・広島に引導を渡した。

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