阪神・岡田監督 優勝マジック5に「おーん。片手なった(笑)」評価した先発陣無四球「たいしたもんやなあ」【一問一答】
「阪神タイガース5-1広島東洋カープ」(10日、甲子園球場)
阪神が9月負けなしの8連勝で優勝へのマジックを「5」とした。岡田彰布監督は「おーん。片手なったですね(笑)」と笑みを浮かべ、今3連戦では先発投手が無四球だったことに「たいしたもんやなあ」と2桁勝利を挙げた村上、大竹、伊藤将をたたえた。
試合後の一問一答は以下の通り。
(テレビインタビュー)
-追いかけてくる広島相手に甲子園で3連勝。
「ああ、そうみたいですね、何か(笑)おーん」
-おととい、昨日、きょうと、阪神の力を出せた試合。
「きょうはね、なかなか点をとれなかったんですけど。ヒットもね、でないような状況やったんですけど、まあ、きょうはもうね、伊藤も10勝かかってるんで。まあ、同点でも9回も投げさす、『いかしてくれ』ゆうたんでね。だから、もう代打もいかんかった」
-見ていてドキッとした。
「普通だったら、代打だけど、『最後までいかしてください』ゆうから、もう、お前で決めて来いゆうたんやね」
-伊藤将の気持ちを優先して。
「そうそうそう」
-九里に苦しめられて、エラーをきっかけに森下がタイムリー。
「そうですね。森下はどっちかというと、タイミングが合ってるほうだったですけどね。まあほんと、追いついたことでね。また伊藤も、スイッチ入ったと思うし。またこれで、伊藤ね、昨日、一昨日と2人に勝ち星ついてるんで、野手もね、何とか、伊藤に勝ち星ゆうのを、そういうのはね、あったですね。やっぱりね」
-伊藤将を打席に送って、結果的にダブルプレーだったが、チームとしてはこたえなかった。
「ぜんぜん、まあ、1人アウトぐらいで良かったんですけどね。満塁で近本で良かったんだけど、ダブルプレーのあれはちょっとなかったけど」
-次の回は森下の申告敬遠のあとに、4、5番で代打・糸原。
「いやいや、あの回(7回)はカモフラージュで出したんだけど、残ってたんでね。ノースリーか、3ボールになったときに糸原でいくって言ってましたけど」
-見事な打撃。
「そうですね、本当にあまり出る機会が少ないですけど、やっぱり、いいときには打ちますね」
-2点差から4点差になってのリリーフ選択になった。
「2点だったら岩崎をいってましたけどね。4点になったからね、岩貞も空いていたし、最後にヒットが出て、すぐに岩崎も準備しましたよ。もう1人出たらね(前日と同じようにセーブが付く状況になる)」
-セ・リーグ全球団に勝ち越しが決まった。
「まあ、いいことですね。いいことというか」
-マジック5。
「おーん、片手なったですね(笑)まあね、次また甲子園で、相手も巨人だし、楽しみにね、ファンの皆さんも応援してもらいたいですね」
(囲み取材へ移り)
-伊藤将が最後までいかせてほしいというのは?
「いやいや、あと1回で代わろうか言うとったんやけどな、最後までいかせてください言うからな、ほんならお前もう勝負つけろ言うて(笑)たまたま満塁なったけど、まあね、あそこで代打いって、得点挙げてたら伊藤が勝ち投手だけど、それは分からないから、自分で決めてこい言うた、おーん」
-コーチを通じて?
「いや、伊藤に直接言うた」
-結果ゲッツーだったが。
「いやいや、次1番からやったからな、おーん。だから向こうもね、打順的に下位だったんでね、八回抑えれば。ピッチャー代わると思ってだからね、おーん。九里もそのままきて、もう九里がだいぶへばってたみたいやから」
-3連戦で3人が2桁勝利を達成。
「伊藤が『一番、プレッシャーかかってました』って言っとったわ。(試合)終わってから。そらそうやろうな、若い2人が勝ってなあ。まあ、大竹は若ないのか。ねえ。まあ2人が初めて10勝したからな。伊藤は経験あると思うけど。まあ、先に2人がね、前で10勝挙げたら、そらプレッシャーはかかると思うけどね」
-3人とも3連戦無四球。
「よかったよな。ほんと。そうやなあ。先発ゼロやもんなあ。たいしたもんやなあ。やっぱりコントロールいうことやな。3-2なっても、まあ、全然ね(四球)出す気配がないもんね」
-8回の攻撃は四球をうまく絡めた。
「まあ、何となく点が入りそうなイニング、打順ていうかな。おーん。で、九里も続投やったしな。ほんと代えてくると思ったよ。キャッチボールもしてなかったからな、8回な」
-糸原は出番少ないが、ここぞで頼りになる。
「右の時にはな、まあ糸原で、左の時は原口ってな、そら1番手やからなあ」
-この3人だけじゃなく投手陣全体が四球少ない。いつも四球で点を取ることは言われるが。
「それが、そういうのを見てるから、やっぱりな、一つのフォアボールが命取りっていうか、ヒットと一緒っていうな、そういう感覚はピッチャー陣が持ってるんじゃない」
-改めて、この時期の大事な2位との直接対決で3連勝。
「うん。3連勝するとは全然、思ってなかったよ。本当は1つ勝てばと思ってたからね、3連敗だけせんと。まあ、そんな(スペース)ないやろ。明日、新聞休みやろうから」