アレ王手の阪神・岡田監督「そら広島(での胴上げ)はイヤやし」18年前と同じ本拠地の巨人戦で熱望【一問一答】

 ナインを出迎える岡田監督(中央)=撮影・飯室逸平
 3回、先制の満塁弾を放った佐藤輝(右)を笑顔で迎える岡田監督(撮影・飯室逸平)
 2回、岡田を併殺に打ち取り、木浪(右)とタッチを交わす青柳(撮影・高部洋祐)
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 「阪神タイガース4-0読売ジャイアンツ」(13日、甲子園球場)

 阪神が9月負けなしの10連勝でついに優勝へのマジックを「1」とした。試合後、岡田監督は18年前と同じ甲子園の巨人戦で胴上げされることを熱望した。

 以下、試合後の一問一答。

 (テレビインタビュー)

 -満塁ホームランが序盤に出て完封リレーをどう振り返るか。

 「いや、ちょっとね、不安定な青柳、立ち上がりだったんですけど、うまくゲッツーというか、ラッキーゲッツーもあったんですけど。まあねえ。早い回にね。まあ4点は大きいですよね」

 -佐藤輝が満塁ホームラン。

 「いやいや、ピッチャーが右に変わったんでね。まあ、その前もいい感じでね、1打席目も振っていたんで、まあね。きょうの風をみるとホームランはないかな、まあヒットは出るかなあ、という感じはあったですけどね」

 -きょうの青柳は?

 「うまくゲッツーを取って、ちょっとボール球も多かったですけどね。まあ自分で無様なピッチングはできないでしょうからね」

 -ちょっと早めの交代だった?

 「いやいや、きのうもリリーフ投げていないし、まあ2日開いていたんで。ちょうど打順的にも回ってきたんで代えましたけど、はい」

 -近本、中野が走り、ゲーム的にもいい流れで進んだのでは。

 「うん、まあ久しぶりに早いカウントで走ることができたんで。あれも、まあ攻めてる感じというか、おーん。点は入らなかったですけど、流れ的にはすごくよかったですね」

 -ここにきて10連勝。

 「いやいや、1試合1試合マジックが点灯してからはねえ。まあ相手もあるんですけど、目の前の試合のね、ひとつひとつの積み重ねが、こういう形になったと思いますけどね」

 -マジック1であすへ行ける可能性が出てきた。

 「相手を見るよりもね、それより自力でね、それの方がわかりやすいんで」

 -徹頭徹尾、漢字二文字を使わずにアレと言い続けた。あすへ向けて。

 「もうおまえ、あしたは誰だ。才木か。おーん。まあ力み倒すだろうな。それはもうしょうがないし。まあ行けるところまで思い切り全力でいってほしいですね」

 -アレを期待しています。

 「ありがとうございます」

 (囲み取材へ)

 -青柳が好投。

 「ブルペンでめちゃくちゃ緊張してるって言うて、安藤が。大丈夫か?って言うたんやけど」

 -1軍に上がってからはだいぶ。

 「いやそれは、開幕終わって悪いときは2軍ね、あのときに比べたら全然いいと思うけど。本人はまだやっぱりな、ボール球とかカウントを悪くするとか、本人が納得してないんやろな。あれな、結局。ボールボールで2ボールっていう形になるからな」

 -才木はすごく重圧がかかりそう。

 「でもお前、1試合ぐらい勝つやろ、10何試合やったら(笑)」

 -連勝中は先発ピッチャー全員に白星。

 「まあ、増してみんな、最少ねえ、最少点やからなあ、0、1やろ?ずっと、うーん、まあ、だから、そういうなあ、分かりやすい、そういうゲーム展開にできるからさ、はっきり言うて。だから打つ方もね、ホント1点ずつね、そういう、おーん、そういう戦い方になったらこっちのペースになると思うし、そういう流れ的にはすごくいいよなあ、やっぱりな。もうこらは先発ピッチャーの踏ん張りやで、でも」

 -監督が忙しい試合は少ない。

 「おう、全然今日なんか、まあ今日はちょっと仕事したけどな(笑)」

 -佐藤輝は状態がいい。

 「おーん、3本なんて久しぶりちゃうか?」

 -初めて。

 「えっ、初めて、今年!?あっ、そう!おーん、それで何か喜んどったんやな、どん詰まりのヒットで(笑)。あっ、そう初めてなんや!猛打賞は。あっ、そう、ふーん」

 -佐藤輝はずっと1本出て2本目、3本目が出ないと監督も指摘していたが。

 「まあ、今日は別、あと打つ必要なかったやん(笑)今日はあの満塁の1発でもう、それはもう仕事終わりでもよかったんやけどなあ」

 -結果だけでなく内容は?

 「今日の1打席目もなあ、あれも風がなければ(スタンドに)行ってると思うけどな。だから、姿がいいやんか。よくなってきたよな。ボールを見逃す姿っていうかな。それは打つ姿やなしにな、ボールを見送る姿も見極め方というかな、そういう姿がよくなってきてるということはね、ちゃんと間ができて、で、ストライクに対応するというかな、そういう形になってるんやろうな」

 -大山が打ってないが目立っていない。

 「大山はな、波が大きいからな。今、打たんほうがええけど。関係ない時に打たん方がええ。大事な時にまた打つように、また調子上げていって」

 -序盤は足をつかった攻撃。

 「いやいや、ほんと久しぶりやろ、早いカウントでな。初球とかでも、久しぶりちゃうか。近本にしてもなあ」

 -なかなかサイン出してもスタートを切れないケースもあったが。

 「うん。まあ、そらけん制とかいろんなあれがあるけど。まあ、今日はもう出たら、最初から走るつもりやったからな」

 -巨人相手にこれだけ圧倒するシーズンもない。

 「まあ、そうやなあ。まあ、あんまり向こうな、東京ドーム行っても、なんか涼しいしなあ(笑)。こっちに比べて。なんか、ラクやわなあ。やっぱりな」

 -18年前と同じ甲子園の巨人戦で決められる。

 「ああ、まあ、もうこれでな、広島はわからんけど、ほとんど相手みんとな、自分らでいけるから、おーん」

 -明日はドキドキする。

 「俺なにも、俺、ベンチ座ってるだけやんか、別に」

 -甲子園で、というのは大きい。

 「いやあ、そら広島(での胴上げ)はイヤやし。広島はなんかなあ、スタンドのファンがな、何か物足りんていうか、少ないし、(ビジター席がグラウンドから)遠いからなあ」

※広島が嫌なのではなく阪神ファンが少ない状況が嫌なだけです

 -明日は梅野も来るのか。

 「来る来る。7、8人来ると思うよ」

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