阪神・坂本が涙 梅野離脱の窮地救った懸命リード 岡田監督の激励が「僕のモチベーションになりました」
「阪神タイガース4-3読売ジャイアンツ」(14日、甲子園球場)
阪神・坂本誠志郎捕手(29)の感情が涙となってあふれ出た。優勝決定の瞬間、マウンドの岩崎に駆け寄って歓喜の抱擁。「ザキさんなら大丈夫と思ってました。ヨコ(横田さんの)の登場曲がヤバくて。(天国から)見てくれてるから大丈夫と思ってました」と仲間との絆をかみしめた。
梅野の離脱後、全試合でスタメンマスク。「僕に梅野さんの代わりはできないし、僕は僕のやることをしっかりやるだけ」と扇の要として猛虎をリードした。「負担かかるけど頑張ってくれ」-。梅野の骨折直後、チームメートがそろう中、岡田監督から直接激励された。
「僕のモチベーションになりました。チームのためにやりたいなという思いが一層強くなった」。先発陣が仕事を果たした圧巻の11連勝締め。ミットを構える背番号12の頼もしさが光った。