阪神・佐藤輝「(浜風)なんとかしてほしい」 糸井氏「球場回るようにしたらええのに」【V記念対談4】
阪神の18年ぶりリーグ制覇を記念して、佐藤輝明内野手(24)と、球団スペシャルアンバサダーでデイリースポーツ評論家の糸井嘉男氏(42)のスペシャル対談が実現。仲のいい師弟ならではの軽妙なトークを展開した。
◇ ◇
-掛布雅之以来、38年ぶりとなる、球団生え抜き左打者による甲子園2桁アーチ。
佐藤輝「甲子園では今年12発ですね」
糸井「エグい!!」
-浜風との向き合い方は。
糸井「そんなんないよね?」
佐藤輝「向き合い方というか、真っ向勝負っすね。よく負けてますけど(笑)。(13日の19号も)もう当たり的には確信してもいいくらいの感じだったけど、1打席目のケース(浜風に戻され中堅フェンス最上部に当たる二塁打)があったし、センターの丸さんの追い方も捕られるんちゃうかなという追い方やったので一応、ちょっと走っていました(笑)」
糸井「他の球場と全然ちゃうよな」
佐藤輝「風吹いているし、広いし…」
糸井「たまにこう球場の向き変えたい(笑)。攻撃の左バッターの時だけ球場回るようにしたらええのに。優勝してお金あるやろうから(笑)」
佐藤輝「でも、ほんとになんとかしてほしいですよね。もうね、全然ちゃいますからね。ホームランがアウトになったりするので、そうしたら全部打率とか下がるので、打点も…。だからもう、ヒット打てなかった時よりもメンタルに来るというか。感触がいいだけに…」
糸井「そうやろ、えっ!?ってなるよな。でもそんな中で2桁やから」
佐藤輝「うーん…1年目甲子園で何本か覚えていないですけど(8本)、甲子園でいい当たりが打てるようにはなっています」
-春季キャンプでの対談時には本塁打30本到達で、糸井さんが高級スーツのプレゼントを公約。20本到達とはいえ、優勝という大きなボーナスがついた。
糸井「何、買わせんねん!!(笑)。20本に優勝か…」
佐藤輝「スーツはねえ、まだ30本打っていないので…」
糸井「スニーカーやな」
佐藤輝「スニーカー欲しいです!サイズ30センチで」
糸井「30センチ!(爆笑)。分かった。20本、優勝でスニーカーで!!」
佐藤輝「あざっす!!」
糸井「これがええっていうの連絡してこい!」
佐藤輝「分かりました!めっちゃ探そ」
糸井「TRAVIS?Row?」
佐藤輝「いいんですか!?めっちゃ高いでしょあんなん。おっほ~」
糸井「よっしゃ!記念におそろいにしよ。俺も買うわ!!」
(続けて)
「あ、デイリーからは何かあげるんですか?」
-正月企画などで会って対談したい人とかがいれば…。
佐藤輝「誰かおるかな~それもちょっと考えておきます(笑)」
-他競技のスポーツ選手でも…ひょっとして女性芸能人とかを思い浮かべていた…。
佐藤輝「どっちかと言えば(笑)」
糸井「そらそうやな(笑)」
-糸井さん、佐藤君にゲストを加えた夢対談でも。
糸井「じゃあ僕が決めます!!(笑)」
◆佐藤 輝明(さとう・てるあき)1999年3月13日生まれ、24歳。兵庫県出身。187センチ、93キロ。右投げ左打ち。内野手。仁川学院、近大を経て2020年度ドラフト1位で阪神入団。プロ1年目の21年は歴代新人左打者最多となる24本塁打をマーク。今季はセ・リーグ優勝を決めた14日・巨人戦で20号2ラン。NPB史上初となる左打者で新人から3年連続20本塁打を達成した。
◆糸井 嘉男(いとい・よしお)1981年7月31日生まれ、42歳。京都府出身。現役時代は右投げ左打ちの外野手。宮津から近大を経て、2003年度ドラフト自由枠で投手として日本ハム入団。06年に野手転向。13年オリックス移籍。17年FAで阪神移籍。22年現役引退。首位打者・盗塁王各1回、最高出塁率3回、ベストナイン5回、ゴールデングラブ賞7回。13年WBC日本代表。