阪神・湯浅 ポストシーズン登板に意欲「最後少しでも力に」 負傷後初ブルペン30球、9月中にも2軍戦登板

 左脇腹の筋挫傷でリハビリ中の阪神・湯浅京己投手(24)が19日、鳴尾浜球場で、7月末の負傷後初となるブルペン投球を行った。捕手を座らせての30球に「いい感じで投げられてましたし、出力的にも問題なく、違和感なく」と順調な回復ぶりをアピール。ポストシーズン登板への意欲も示した。

 右前腕のコンディショニング不良から1軍復帰間近とみられていた、7月30日のウエスタン・広島戦(丸亀)で左脇腹を負傷した湯浅。再起の道を慎重に歩んできたが、実戦復帰へ最終フェーズに入った。直球主体に変化球も3球交えて、「(出力は)全力でしょ!!」とニヤリ。負傷原因となった縦スライダーも試し、「最初は怖さがありましたけど、今日は全然大丈夫でした」と好感触を得た。

 焦り厳禁を前提に、「自分としてはファームで今月中に投げさせてもらって。問題なければ(10月9日からの)フェニックスも」と復帰プランを説明。胴上げに参加して、「最後少しでも力になりたいという思いが、より一層強くなった」という。パ制覇が目前のオリックスには、6月15日の交流戦で悪夢の2被弾をしているだけに、「やり返したいという気持ちがめちゃくちゃあります」とリベンジ宣言に日本一への決意をにじませた。

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