「中日ドラゴンズ－阪神タイガース」（２４日、バンテリンドーム）

　試合前練習中に岡田彰布監督とヨハン・ミエセス外野手が直接言葉をかわすシーンがあった。

　二塁ベース付近で走塁練習をしていたミエセス。その際、近くにいた岡田監督と通訳を交えながら話し込む場面があった。約２分間のやりとりだったが、指揮官が選手と直接言葉を交わすのは珍しいシーンだ。

　岡田監督は助っ人を「ミエちゃん」と呼び、ビールかけでの「主役ちゃうよ」「成績に応じた暴れ方を」という爆笑コメントで話題をさらったのは記憶に新しい。普段は陽気な助っ人もこの日は真剣な表情で指揮官の言葉に耳を傾けていた。

　優勝後初めて名古屋での試合となったが、ミエセスの人気は絶大。練習中から三塁スタンドから「ヨハン！」、「ミエちゃん！」と多数のファンから声が飛び、笑顔で手を振り返した。