阪神 育成の虎さらに強化 新“虎の穴”尼崎2軍施設完成見据え育成選手指名増加も 生え抜きで常勝チーム築く

 「育成の虎」を推進し、黄金時代を作り上げる-。阪神は28日、西宮市内の球団事務所でスカウト会議を開き、10月26日のドラフト会議に向けて、指名候補選手の情報交換や絞り込みなどを行った。

 球団は17年度のドラフトから6年連続で1~2人の育成選手を指名している。岡田監督も就任以来、高校生の育成に意欲を見せるなど、長期的な視野に立って生え抜きでチームを強化する必要性を訴えており、球団の方向性とも合致している。

 阪神は25年2月に2軍施設を現在の鳴尾浜(西宮市)から尼崎市に移転させる。メイン球場の観客席は鳴尾浜球場の7倍以上となる約3600席と、練習環境のさらなる充実を図る。新たな“虎の穴”の完成で今後は育成の強化をさらに加速。早ければ今秋にも育成選手の指名を増加させていく可能性もある。

 今季の阪神は新外国人ノイジーを除いて、スタメンに生え抜き野手が並んだ。中軸を担う森下、大山、佐藤輝はいずれもドラフト1位で獲得した選手。「ドラ1クリーンアップ」は後半戦の阪神打線で“顔”となった。ただ、高卒野手がレギュラー獲得に至っておらず、今後の課題とも言える。継続的な戦略で無限の可能性を秘める若虎を発掘し、常勝チームを築き上げていく。

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