プロ初先発のルーキー門別は5回7安打無失点の力投 打線援護なく40年ぶり快挙はならず

 4回を投げ終え、長坂の話に耳を傾けながらベンチに戻る門別(左)=撮影・中田匡峻
 5回表、ベンチ前でキャッチボールをする門別(撮影・中田匡峻)
 力投する門別(撮影・中田匡峻)
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 「広島東洋カープ-阪神タイガース」(30日、マツダスタジアム)

 阪神のドラフト2位・門別啓人投手(19)がプロ初先発で5回7安打無失点の力投を演じた。

 二回に先頭の秋山、末包に連打を浴びるなど1死一、三塁とされたが、会沢を遊撃併殺打に打ち取った。四回にも2本の安打で再び1死一、三塁のピンチを招いたが、末包、デビッドソンを連続空振り三振に切り捨て、この回も無得点で切り抜けた。

 打線は九里の前に五回まで完全投球に封じられ、援護できなかった。六回1死二塁の場面で打順が回ると代打・渡辺諒を送られ、無念の降板。この回も無得点に終わり、勝利投手の権利を得ることはできなかった。

 門別は15日・広島戦(マツダ)で2番手としてプロ初登板。3回6安打3失点だった。高卒新人がプロ初先発で初勝利を挙げれば、球団では1983年の御子柴進以来、40年ぶりだった。

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