阪神・中野 牧と一騎打ち!最多安打は「取れたらラッキー」 WBC出場からフルイニング完走へ
阪神・中野拓夢内野手(27)が3日、甲子園での全体練習に参加し、自身初のフルイニング出場&最多安打達成への思いを語った。4日・ヤクルト戦(神宮)がレギュラーシーズン最終戦。最多安打のタイトル争いは、164本でトップに並ぶDeNA・牧との一騎打ちとなった。「本当に取れたらラッキーくらいの気持ちで、143試合フルで出ることを考えていきたい」と自然体で臨む。
泣いても笑っても今季最後となる最多安打への挑戦だ。中野は現在8試合連続安打中で、164安打をマークし、DeNA・牧と並んでトップに立つ。1本差で追いかけていた中日・岡林がこの日の最終戦を無安打で終えたため、2人の争いに絞られた。4日はDeNAも巨人とのシーズン最終戦。いよいよ決着の時を迎える。
最多安打は好打者の証しともいえるタイトル。「そういう争いができるのは自信にもなります。プレッシャーもありますけど、最後まで楽しみながら。本当に取れたらラッキーくらいの気持ちです」。自然体でバッターボックスに立ち、ヒットゾーンへと白球をはじき返すつもりだ。
チームでただ一人、フルイニング出場も続けてきた。あと1試合で全試合に到達する。開幕前から目標に掲げてきた数字。少し誇らしげな表情を浮かべ、ゴール直前の心境を語った。
「ずっと試合に出続けたいという気持ちはあったので、正直、フルでここまで来られるとは思っていなかったですけど、ここまで来たんでしっかりと狙ってというか、最後まで出続けたい」
3月には第5回WBCで世界一メンバーとなり、シーズンでも開幕から完走目前。「長いです」と本音も漏らしたが、「1年間戦わないと143試合は出られない。それが自分の中で一番大事なこと」と胸を張る。シーズン最終戦でも全力プレーに徹するだけだ。
中野にとって今年は忘れられない1年だ。WBCでの世界一に、阪神ではリーグ優勝。「WBCの経験があったからこそ、今年のシーズン、これだけうまくいっている」。さらに日本一を目指す戦いが後に控えている。まずは全試合フルイニング出場&最多安打のタイトルを獲得し、CS、日本シリーズでも勢いに乗る。
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