阪神・村上 CSファイナルS初戦先発へ 9日フェニックスLで調整→18日 岡田監督「今年頑張ったもんから行く」

 18日から始まるCSファイナルS突破へ、阪神の先発ローテが固まりつつあることが4日、分かった。先発陣が調整登板するフェニックス・リーグの開幕戦、9日・巨人戦(サンマリン)には、村上頌樹投手(25)が先発予定であることが判明。登板順通りでいけば、CS初戦を託されることになる。この日でセ・リーグの全日程が終了し、最優秀防御率の獲得が正式に確定。大ブレークを果たした男が、タイトルホルダーの称号をひっさげて短期決戦の先陣を切る。

 自信と誇りを胸に、次のステージへ駆け上がる。村上がCSファイナルS初戦に先発する可能性が浮上した。

 9日から開幕するフェニックス・リーグでは、CSに先発予定の6投手が登板する。村上は巨人との初戦に先発予定で、続く10日・ヤクルト戦に伊藤将、11日・楽天戦に大竹、12日・韓国プロ野球選抜2に才木という順に先発見込み。岡田監督が宮崎入りする第2クールは14日・西武戦に西勇、15日・日本ハム戦に青柳が先発する見通しだ。

 DeNA、広島のどちらが対戦相手となるかにもよるが、指揮官は「今年頑張ったもん(者)から行くつもり」と話しており、この順番通りいけば、村上が初戦に抜てきされることになる。この日、ブルペンで41球を投じるなど調整した右腕は「任されたところで投げられるように準備したい」と力を込めた。

 確かな実力も示した。この日でセ・リーグの全日程が終了し、最優秀防御率(1・75)のタイトルが確定。巨人戦に先発して1・98で最終戦を終えた2位のDeNA・東を突き放し「まさか取れるとは思ってなかった。でも、目標にしていたのでうれしい」と改めて喜びを語った。

 レギュラーシーズンとはひと味違う短期決戦だが「変えるところはないですが、1球を大事にすることを意識したい」と村上。勲章を手に、決戦へ挑む。

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