阪神・岡田監督 将棋も野球の短期決戦も先手必勝 先制攻撃重要「最初なあ、初回に」
阪神の岡田彰布監督(65)が12日、短期決戦では先手が重要との考えを示した。日本一6度の名将・森祇晶氏がかつて「2戦目重視」を唱えたこともあったが、虎将は「1戦目やろ」と先手必勝を強調。現役時代から親しむ将棋でも先手が有利とされており、勝負哲学は通底している。
11日には棋士の藤井聡太氏が前人未到の八冠を達成。「見ようかなとも思うたけどな。サスペンス見とったわ」と対局の生配信は視聴せずに感想戦などで振り返ったようで、「あのへんにいったら、俺らの分からへん世界や」と偉業に触れた。
好きな駒について「桂馬が好きやけどな。結構、武器になるよな」と明かした。駒を飛び越えることができる特殊性を好むのが、いかにも智将らしい。
18日から始まるCSファイナルSへ「どんなバッティングをするかやろなあ。最初なあ、初回に」と改めて先制攻撃の重要性を説いた。近本、中野が桂馬のごとく相手をかく乱すれば、おのずと相手は“詰み”に向かっていくはずだ。