阪神・島本の登場曲歌うTHE BEAT GARDEN ライブ会場へ「日本一の投手として招待したい」
阪神・島本浩也投手(30)の登場曲「Start Over」を歌う3人組ボーカルグループ・THE BEAT GARDENが、CSファイナルSに挑むリリーフ左腕に本紙を通じてエールを送った。これまで直接の対面はかなっていないが、SNSを介して交流を持ち、メンバーから島本へリーグ制覇を祝う花をプレゼント。歌詞にこめた熱い思いで、日本一を目指す背中を押した。
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伸びのある力強い歌声に乗せて、背番号46は甲子園のマウンドに向かう。韓国の大ヒット作をリメークしたドラマ「六本木クラス」の挿入歌だった「Start Over」。ドラマが放送されていた昨季終盤から登場曲に使っている島本は、「ドラマで流れていて歌詞もテンポも好きな感じだったので、使わせてもらっています」と選曲理由を明かす。
THE BEAT GARDENは大阪で結成しただけに、リーダーのUは「関西にも僕らのファンが多いので、ファンの方から甲子園で流れてる映像がインスタにめちゃくちゃ届いて。それで知りました」と“ファーストコンタクト”を説明。「自分たちが歌ってるよりも大きな舞台で曲が鳴り響いているのがうれしいですね」と誇らしく捉えて、SNSで島本に登場曲使用の感謝を伝えた。
島本も気に入っている歌詞について、「何回転んでも立ち上がって何度でも始めていくぞ、という思いを歌っています」と説明。トミー・ジョン手術を受け、育成から復活し、18年ぶりVのワンピースとなった“苦労人”のプロ野球人生とも重なる。「曲が島本選手とこういう形で一緒に歩ませてもらい、またひとつ意味が生まれたと感じています」と胸を熱くする。
いつの日か、甲子園のスタンドとライブの会場に、お互いを招く約束をしているという。「ライブではロックに走り回ってやっているので、島本選手にも気に入ってもらえると思います。日本一のチームの投手として、ご招待させていただきたい」。歌詞には『願う全て 手に入れるよ 君のため それが僕の夢』とある。虎党の悲願である日本シリーズ制覇まで、島本は頼もしく腕を振る。
◆THE BEAT GARDEN(ザ・ビート・ガーデン) U、REI、MASATOによる3人組ボーカルグループ。16年7月、「Never End」でデビュー。最新アルバム「Bell」には「Start Over」も収録。全国ツアーファイナルを20日に東京・Spotify O-EASTで開催する。