阪神 岡田監督が選ぶファイナルSのMVP「打は木浪」「投は桐敷」連盟発表は木浪に 笑顔でハイタッチ

 日本シリーズ進出を決め、大竹(49)と笑顔でタッチを交わす岡田監督(撮影・中田匡峻)
 7回を無失点で切り抜け、ガッツポーズを決める桐敷(撮影・高部洋祐)
 1回、菊池の打球を好捕する木浪(撮影・飯室逸平)
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 「JERA CSセ・ファイナルS・第3戦、阪神タイガース4-2広島東洋カープ」(20日、甲子園球場)

 阪神・岡田彰布監督は優勝監督インタビューでファイナルSのMVPを問われ「打はやっぱり木浪ですよね。投は誰だろ?投は全員ですけど、一番大事なとこで2イニング投げてくれた桐敷に」と語った。

 桐敷は同点の六回から登板。2イニングを無失点に抑え流れを呼び込んだ。自ら中継ぎに抜擢した左腕が「なんでよくなったのかも分からないですけど」と笑いを誘うも、若手左腕に大きな勲章だ。

 木浪は第2戦でサヨナラ打。この日は初回先頭、菊池が放った打球を横っ跳びで好捕した。攻守で存在感を示し、八回にはノイジー、中野、森下と好守を連発。「守り勝った3試合。そういうゲームが続いたんでね。紙一重のプレーだと思うんですけど、守りから入る、一番良いプレーができたと思います」と目を細めた。

 最終回は「ランナー出すけど打たれないんですよ。出すけど点は与えない。最後はちょっとドキドキしましたけど、岩崎なんで。やってくれましたね」と笑った岡田監督。坂本の2打点には「あんまり打つの期待してないんですけど、ああいう選手が打つと勝ちますよね」とたたえた。

 「また28日から応援よろしくお願いします」。そう言葉を発すると、スタンドは大歓声に包まれていた。

 その後のセレモニーでは連盟から木浪がMVPに選出され、賞金100万円を手にした。

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