阪神野手陣 才木で仮想オリックス剛腕 岡田監督「シートでやるから」フェニックスLに野手派遣せず

 阪神・岡田彰布監督(65)が21日、みやざき・フェニックスリーグへ野手を派遣しない方針を示した。28日に開幕するオリックスとの日本シリーズに向けて「行かない、行かない。シートでやるから」と説明した。

 1軍打者は今後、甲子園での全体練習で才木、西勇らと対戦し、ゲーム勘をキープする。中でも才木は虎が誇る、球界屈指の剛腕だ。身長189センチから投げ下ろす才木は常時150キロを計測。9、10月は4試合に登板し、2勝0敗、防御率0・35と好調をキープしている。

 オリックスには力勝負を挑んでくるパワーピッチャーがそろう。頂上決戦を前に、才木だけでなく主力打者にとってもメリットは大きく、絶好の目慣らしの機会となるはずだ。

 主力野手は今月中旬にフェニックス・リーグへ参戦。2試合に出場し、CSファイナルSに備えて実戦感覚を取り戻そうとした。ただ、CS3試合では計17安打10得点。少ないチャンスを生かして接戦を制したものの、近本、中野、大山は1安打ずつ。1軍クラスとの対戦から長く離れた影響か、野手陣は軒並み苦しんでしまった。

 「バッターは難しいからな、結局。今度は(日本シリーズまで)1週間やから、そらみんながいい調子になって臨めたらええけど、ゲームになってみな分からんからな」

 CS突破を決めた試合後、岡田監督はそう理解を示しつつ、打線の奮起を期待した。日本シリーズでも接戦が予想される。打線復調の先に38年ぶりの歓喜が待っている。

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