掛布雅之氏 広島・新井監督の選手起用に「隙ができた」と指摘 「広島の野球をやったんだけど」とフォローも「特別なゲームですよ」
阪神OBの掛布雅之氏が22日、自身のユーチューブ「掛布雅之の憧球」を更新し、セ・リーグのCSファイナルS初戦で、広島・新井監督が「8番・一塁」で韮沢雄也内野手を起用したことをキーポイントに挙げた。
韮沢は昨季の2軍で阪神・村上との対戦成績が9打数5安打の打率・556で、通算でも14打数7安打の打率・500と好相性を誇っていたこともあり、スタメンに抜てきされた。
だが、掛布氏は「いかにも広島らしい全体野球を挑んできたと思うんだけど、このCSのファイナルステージは特別なゲームですよ。この選手がハマるかハマらないかっていうのは、すごくこのシリーズ大きいんじゃないかって見てたんですよ」とし、結果2打数無安打、守備でも記録は適時打となったが、村上の打球を捕りきれなかったシーンもあった。
掛布氏は続けて「去年のファームの村上と、今年1年間1軍で投げきった村上のピッチングはやっぱり違うんですよね。広島の野球をやったんだけれども、そこに隙ができたんじゃないかな」と解説し、初戦を落とす一因になった可能性があるとも指摘した。
さらに「1試合目を取れたことによって、阪神はすごく楽になったんじゃないかと思いますね」と振り返っていた。