阪神・村上 関西シリーズ開幕投手へ 由伸に投げ勝つ CS先発&タイトル奪取で「自信ついた」

 キャッチボールする村上
 サングラスを上下に動かす村上
2枚

 阪神・村上頌樹投手(25)がCSファイナルSに続いて、オリックスとの日本シリーズでも“開幕投手”を務めることが22日、確実となった。この日は甲子園球場で全体練習に参加し、オリックス・山本由伸投手(25)に投げ勝つことへ意欲を示した。6月13日の同戦で投げ合った際には8回2失点の好投も敗戦しており、リベンジに燃える。

 澄み切った秋晴れの甲子園。キャッチボールや投内連係などで調整した村上は、次なる戦いへ向けて視線を向けた。狙うは、球界屈指のエースに投げ勝っての日本一だ。

 「吉田正尚さんとかが抜けてもチーム力でカバーして盤石というか、すごいチーム」。リーグ3連覇を果たした相手王者の印象について明かした右腕。雪辱の思いは強い。

 交流戦で相まみえた6月13日・オリックス戦(甲子園)では8回2失点(自責1)の好投も、打線が山本に8回2安打無得点に抑え込まれ敗戦投手となった。同学年である山本に「ランナーを背負ってからのピッチングが全然違った」と刺激を受けた一方、「負けてしまって悔しかったので、また投げられるのであれば、しっかり勝ちたい」とリベンジを狙っている。

 岡田監督は「まだ、そんなん決めてないよ」と明言していないものの、CSファイナルSに続いて、日本シリーズでも村上が“開幕投手”を務めることが確実となった。山本も初戦の先発が有力で、頂上決戦で再び投げ合うことになりそうだ。

 1人だけで挑むのではない。全休だった前夜には、西勇の呼びかけで「先発会」が開催され、1軍先発陣で食事へ。改めて結束を確認し、「初めてだったので楽しかった。誰が投げても抑えられるような投手陣なので、自分も食らいついて投げたい」と力を込めた。

 努力が花開いた今季を最高の形で締めくくるべく、気合十分だ。「クライマックス(シリーズ)の1戦目で投げさせてもらって、あの緊張感で投げられたというのは自信。交流戦からもだいぶたってチームに貢献できて、タイトルも取れて自信もついた」。誇りを胸に、日本一の称号をつかみに行く。

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