阪神ドラ1「下村海翔」ってこんな人 負けん気強く、大声援を力に きっと「勝ち」をもたらす投手に
「2023年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が26日、都内のホテルで開催され、阪神はドラフト1位で下村海翔投手(21)=青学大=の交渉権を確定させた。“第2の村上”を目指すことを誓った右腕の素顔をデイリースポーツのアマ野球担当記者が明かす。
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阪神から1位指名を受けた下村は、負けん気が強い。必ず甲子園の大声援を力に変え、チームに欠かせない存在になるはずだ。
青学大では広島1位の常広と二枚看板。「常広が大学野球界のトップ」と下村自身も認めていたが、「自分も1番になりたいと思ってずっとやってきた」とコツコツと努力を重ねてきた。
気持ちはマウンドでも表れる。今春リーグの日大との1回戦。当初は常広が先発予定だったが発熱により急きょ下村が登板。変則日程だったため、「このカードで先発できないのかなと思っていて、ちょっと悔しかったので、正直よっしゃと思っていた」と、7回1失点で勝利に導いた。
地元の西宮神社で年始に行われる福男は「応募しようと思ったことはあったけど、中止になった」と話していた下村。福男の称号はなくとも、勝ちをもたらす右腕になる。(デイリースポーツ・アマ野球担当 森本夏未)