阪神5位・石黒 石川昂“返り討ち”だ 高校時代に夏の県大会で快勝「自分も成長はある」

 「プロ野球ドラフト会議」(26日、都内ホテル)

 阪神からドラフト5位指名を受けた石黒佑弥投手(22)=JR西日本=は、高校時代に対戦した中日・石川昂との再戦を熱望。「そういう機会を持ってこられるようにしたい」と意気込んだ。

 愛知・星城3年だった19年夏の愛知大会2回戦で、石川昂擁する東邦と対戦。同年センバツを制した相手に快勝した。石川はすでにプロ入り。それでも「自分も成長はある。なるべく打たれないようにしたい」と“返り討ち”を狙う。

 ドラフト指名解禁は昨年だったが、無念の指名漏れ。「とても悔しくて、今年は絶対に(ドラフトに)掛かるんだ」と強い意志で1年を過ごした。体幹を鍛えることをメインに鍛錬し、最速152キロの直球は平均値で「2、3キロは上がった」という。カットボールを中心とした変化球も精度を上げ、マウンドさばきもひと皮むけた。

 愛知で育ち、社会人の広島では4年を過ごした。それでも指名を受け、心は早くも関西へ。「同じリーグだし地元の中日にも、カープにも負けないように」。虎党を喜ばせる投球を誓った。

 ◆石黒佑弥(いしぐろ・ゆうや)2001年6月20日生まれ、22歳。愛知県江南市出身。180センチ、83キロ。O型。右投げ右打ち。投手。藤里小1年時に「藤里スポーツ少年団」で野球を始め、星城では3年夏の県大会2回戦で、石川昂(現中日)を擁する東邦を破った。20年にJR西日本に入社。3年目にエースに。23年公式戦では12試合で5勝2敗、防御率1・44。50メートル走6秒5、遠投は100メートル。

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