阪神・岡田監督 決戦へ「暴れてほしい」と繰り返す 「バッターは相当手こずる」と覚悟【一問一答】
阪神・岡田彰布監督(65)が27日、京セラドームで日本シリーズの前日会見に臨んだ。
自身が指揮した2005年はロッテに4連敗。大一番に向けて、「1年間の総決算として、思い切り戦いたい」と力を込めた。1985年以来となる頂点を狙う。
一問一答は以下。
-決戦を明日に控えての心境は
「そうですね。京セラドームにくると、あんまりね。特に本拠地にも使っていたんで、ちょっとね。日本シリーズという感じは、ちょっとしないんですけど。これはきょう、皆さん、たくさんの人に集まってもらって会見をして、まあ、今から練習なんですけど、これから徐々にね。そういう高ぶる気持ちというか、それはグラウンドに出るとね。高まっていくと思います」
-岡田監督にとっては18年ぶりの大舞台。意識は
「いや、もう前回のことは忘れているんで。あまりいい結果じゃなかったんで。本当に自分自身も18年ぶりだけど、まあチームもそういう18年ぶりということで。まあ、あの途中は1回あったんですけど。まあ本当に優勝して、このステージに立つというのは18年ぶりなんで。今年のプロ野球、最後2チームが残ってね、皆さんの注目を浴びるというね、そういうゲームになると思うんでね。だからまあ、ファンの人も楽しみかも分からないですけど、チームとしてもね、最後1年間の総決算として、やっぱり思い切りね、戦いたい。そういう気持ちでいっぱいです」
-選手たちはほとんど日本シリーズを初めて。こう戦ってほしいというのがあれば。
「今年の総決算という意味でもね、今年、本当に1軍で初めてブレークした選手とか、そういう選手もたくさんいるんですけど、まあとにかく、ね。総決算という意味でね、今まで自分たちがやってきたことをね、ゲームで思いきってぶつけてもらえれば。それがもう、やっぱり勝ったチームの特権と思うのでね。まあ、精いっぱい、グラウンドで暴れてほしいと思います」
-CSでの勝ちっぷり。その後の準備への手応えは。
「やっぱりちょっと間隔があいたので、バッターの方がちょっと心配だったんですけど、ちょっと心配な部分がクライマックスでもあったんですけど。ピッチャーの方はみんなある程度そういうプレッシャーの中でね、先発ピッチャーは特にある程度の仕事を1年間やってきたことをゲームで出し切れたと思いますけど。まあバッターの方はね、あまりいい結果というか、なかなか個人的にも納得のいく選手はいなかったかもわからないですけど、まあとにかくそれはこういうことを言ってもしょうがないのでね。明日からとにかくバッターは球場を賑わせてね、暴れてほしいと思います」
-対戦するオリックスのチーム力は
「6月に交流戦がありましたけど、やっぱピッチャー中心に、まあタイガースとどっちか言うと似たチームていうか、やっぱり先発ピッチャーを打ち崩さないと、なかなか得点できないという。そんなにたくさん点取れないと思うので、だからやっぱり僅差のね、少ないチャンスというかね、そういうのをものにしていかないといけないな。(オリックスの)ピッチャーはやっぱり、バッターはそうとう手こずると思いますね」
-監督会議で予告先発。オリックスはエース山本
「これはまあ、いつかは当たるんですけど、誰がきても、とにかくまず、相手もありますけど、こちらもね。今年一番ブレークしたね、村上でいくんで。交流戦で対戦していて、村上が(失点)2点でね負けてるんですけど。いいリベンジの機会を今年もう一度できたので、明日も僅差のゲームていうかね、やっぱり投手戦になると思うんですけど。村上にはそのへんでね。頑張ってほしいと思いますね」
-59年ぶりの関西シリーズで盛り上がっているが
「今年いいスタートを切れたんが、この京セラだったんで、あの開幕戦でね。だからそういう意味では選手も、一番慣れ親しんだ、甲子園以外では一番慣れた球場だと思うので。盛り上がるのは分かりますけど、それにふさわしい、いいゲームをしたいと思います」
-阪神ファンに意気込みを
「いやもうね、一年タイガースファンにはたくさん声援をもらって、京セラではどのくらいのタイガースファンが来るかちょっと分からないですけど、とにかくいい試合をしてね、タイガースはセ・リーグ代表として、最後までいいゲームできるようにね。それで、まあ、何戦やるか分からないですけど、最終的にはいい報告をできるように。チームみんなで全力でやっていきたいと思うので、本当、甲子園では当然、熱い応援をもらえると思うんですけど、このスタートの京セラドームでも熱い応援もらって、最後、いい報告をしたいと思います」