阪神・岡田監督 森下に「また泣いたらあかんから」「代えたろか思った」初回激怒の理由もルーキーに【一問一答】
「SMBC日本シリーズ2023、オリックス・バファローズ0-8阪神タイガース」(28日、京セラドーム大阪)
阪神が13安打8得点の大勝で、岡田監督は日本シリーズ初勝利をマーク。66歳シーズンでの勝利は、楽天・星野仙一監督と並んでシリーズ年長勝利タイ記録となった。
以下、岡田監督との一問一答。
-村上は立ち上がりからよかった。
「きょうの報告もよかったからな。ブルペンから。クライマックスのときは、めちゃくちゃ緊張してるゆうてたけど、きょうはいつも通りに、ブルペンでも投げてたみたいだし」
-球速もみると、初回から飛ばしている印象だったが。
「いや、ここはスピードでるやろ?ここは。球場によって数字違うから。それは。ここは出るよ。そんなの」
-7番に渡辺諒を起用した。意図は?
「いやいや、まあ、最初から、昨日の段階で決めとったから。うん」
-山本にいいという?
「由伸にそれほどよくない、なんか。いや打つと思ったから。バッティングがきのう良かったからな。変化球もな」
-はまった。
「まあ誰かいれなあかんからなあ。明日もう(DHが)1回あるけど、明日は左みたいやから、宮城か。それはまた今の段階では誰かわかんけどな」
-佐藤輝の盗塁は球種を絞ってサインを出したのか。
「いやいや、読むっていうか、中野がその前にアウトになっているからあれで来ないと思うやんか。あれは初球からいけるからな。思い切りがいいからな佐藤は、走塁ていうか、盗塁に関してな、ほんまに初球から行きよったと思たけどな」
-中野の盗塁はエンドランか。
「違う違う盗塁、盗塁」
-怒っていた。
「振らんからや、森下が」
-見逃したことに。
「おーん」
-山本を打つために「真っ直ぐを狙う」と話していたが、みんな速い球を打ち返した。
「そうやろ、その通りやったやんか。別にみんながそないしてすごいすごい言うからほんまに。しゃあないから言うただけやんか」
-分析通りか。
「分析なんかそんなしてないよ。してないしてない。そんなんシンプルにそんなん、そこまで分析して打てるもん違うよ。でも。野球いうのは。シンプルに真っすぐをと、そういうことやんか。それを打てるようにな、いつも練習してるんやから。そんな対策で打たれへんって、そんな」
-打線がよかった。
「そら、思ってる以上にな。2点取れたらいいかなと思ってたけどな。1巡目見てもな。ひとまわり見て」
-近本、中野も打った。
「そうや。あそこが打てばなあ。3本、3本か。今日。なあ。あそこが出たらもう、足があるし向こうも警戒心というか全然違ってくると思うしな。それで得点になるよな」
-シンプルにと言うが、何か対山本を伝えた?
「いや、まっすぐ打てしか言うてないよ。だってフォークの打ち方なんか教えてないもん。そやろ。誰もフォークの打ち方教えるバッティングコーチいてないやん、そういうことやん。だから、そんな分析とか、そんな難しいことなんかできへんて」
-150を超える球を。
「それを打つんやから、しゃあないやん。150キロ超したから打たれへんとか、そういう問題じゃないやん、おかしいやんか」
-指示が徹底できた。
「そうそうそう。まっすぐ打てしか言うてないもん」
-打席で実行できた。
「うん。まっすぐ打ってフォーク見送れっていっただけやもん」
-ミーティングで。
「うん、ミーティングで。それはもうずっと言ってることやもん。基本よな、やっぱりな。変化球そんな当たらへんよ」
-一つ勝って楽に。
「そらみんなああやってヒットでたから、そら楽になってるよ。そらだいぶ明日のゲームの入り方はだいぶ楽に入れる。全然違うよ。ボールばっかり振ってる奴も最後位一本出たしな。ストライク見逃してボールばっか振って。あんだけ言うたのに、一人なあ」
-代えようと思ったのでは。
「3打席目で代えたろうか思った。またな、泣いたらあかんから。きょうは辛抱したよ、初戦やから」