阪神・岡田監督 3三振&失策の佐藤輝をベンチへ 投手交代で打順を組み替え 苦渋の決断で好機演出も
「SMBC日本シリーズ2023、阪神タイガース-オリックス・バファローズ」(1日、甲子園球場)
阪神・岡田彰布監督が苦渋の決断を下した。七回、佐藤輝の失策から同点に追いつかれ、なおも1死一、二塁のピンチを招いたところで投手交代を告げた。その際、3番手の石井を佐藤輝の打順に入れ、9番に三塁・糸原を置いた。
この日の佐藤輝は打席で何度も首をかしげるシーンが目立った。六回の3打席目こそボール気味のストレートをストライクと判定される不運もあったが、3三振と結果を残せなかった。
さらに守りでは2点リードの七回、先頭・広岡の打球をファンブル。失策から先頭打者の出塁を許すと、1死二、三塁とピンチが広がり、桐敷が宗に同点の中前2点打を浴び、試合を振り出しに戻された。
主軸として期待をかけ、シーズン終盤には佐藤輝の成長を認めていた指揮官。背番号8の途中交代は7月12日のDeNA戦以来となった。
だがその裏、先頭で打席が回ってきた糸原が三遊間へしぶとくはじき返し、遊撃への内野安打で出塁。打線の組み替えが奏功した形となったが、無死一、二塁の好機を生かすことができなかった。