阪神・岡田監督&オリックス・中嶋監督の壮絶采配勝負 岡田監督の教え子を相次いで投入、岡田監督は湯浅指名でピンチしのぐ

 8回、投手交代を告げ、ベンチに戻る岡田監督。手前は佐藤輝(撮影・高部洋祐)
 8回、代打に送ったT-岡田と言葉を交わす中嶋監督(左)=撮影・山口登
 8回、リリーフカーから降りマウンドに向かう湯浅(撮影・山口登)
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 「SMBC日本シリーズ2023、阪神タイガース-オリックス・バファローズ」(1日、甲子園球場)

 八回表に両軍指揮官がめまぐるしく動いた。オリックス・中嶋監督は岡田監督の教え子を代打&代打の代打として投入。対する岡田監督も6月以来の1軍登板となる湯浅をマウンドに送り出し、鮮やかにピンチをしのいだ。

 オリックスは八回に2本の安打で1死一、三塁と好機を拡大した。ここで中嶋監督が動き、代打にT-岡田を告げた。オリックス時代の教え子の登場に合わせ、岡田監督もベンチを出て石井から島本へのスイッチを決断した。すると中嶋監督は代打の代打・安達を投入。ここを勝負所と踏んだ両指揮官がめまぐるしく動いた。

 初球で一塁走者の広岡がスタートを切り二盗に成功して二、三塁と好機を拡大。安達は三ゴロとなり、三塁に入った糸原が本塁へ冷静に送球してタッチアウトとなり、2死一、三塁と状況は変わった。

 ここで岡田監督は左脇腹筋挫傷から復帰し、この試合で初めてベンチに入れた湯浅を投入。6月以来の1軍マウンドに、甲子園のスタンドからは大歓声がわき起こった。中川圭を1球で二飛に仕留め、鮮やかにピンチを脱した湯浅。笑みを浮かべてベンチに戻ると、甲子園のスタンドから盛大な「湯浅コール」がわき起こった。

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